再読のための覚え書き
修禅寺物語
岡本綺堂(1872-1939)
《修禅寺物語》
将軍頼家は、修善寺村の面作師夜叉王に、自分の面の制作を依頼するが、一向に出来上がらないので、頼家は催促のため直々に夜叉王を訪ねる。夜叉王は、「何度作っても死人の面しかできないのだ」と言う……。
《鳥辺山心中》
将軍に供して上洛した菊地半九郎は、自分の刀を売って祇園の遊女お染を身請けし、親元に帰そうとする。しかし、友人の弟と口論の末、斬り捨ててしまう…。
他2編
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歌舞伎のために書いた戯曲。七五調の台詞のリズムがなんとも心地よく、まるで実際に歌舞伎を観ているような感覚で読み進んだ。
2021.10.28読了
修禅寺物語
角川文庫
昭和29年12月15日初版発行
昭和43年12月30日21刷
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