長島 潤 Sing a mindscape

jun nagashima singer-songwriter

中里介山「大菩薩峠 第4巻」

2022-04-30 12:16:00 | 

再読のための覚え書き


大菩薩峠 4 

中里介山(1885-1944


左遷となって、江戸から甲府勤番の組頭になった旗本神尾主膳は、自分よりも年若い駒井能登守が、甲府を統括する身分に就いたことが気に入らない。


そして神尾主膳は、浪人の机龍之助を、密かに甲府近くの古城跡に住まわせていた。



2022.4.29読了


大菩薩峠 4

角川文庫

昭和30820日初版発行

昭和4522022

旧仮名遣い


# #読書 #文学 #文庫 #中里介山 #大菩薩峠






中里介山「大菩薩峠 第3巻」

2022-04-26 09:37:00 | 

再読のための覚え書き


大菩薩峠 3 

中里介山(1885-1944


天誅組浪士たちを狙った爆薬で、龍之助は失明。甲州のお徳に助けられる。


宇津木兵馬は兄の敵討ちのため、龍之助を追って甲府へ。


旗本の神尾主膳は、江戸から甲府勤番となり、その腹いせに悪徳に走る。



2022.4.25読了


大菩薩峠 3

角川文庫

昭和3085日初版発行

昭和45123026

旧仮名遣い


# #読書 #文学 #文庫 #中里介山 #大菩薩峠









中里介山「大菩薩峠 第2巻」

2022-04-23 07:38:00 | 

再読のための覚え書き


大菩薩峠 2 

中里介山(1885-1944


龍之助は、江戸では、幕府の警備隊である新徴組に入り、奈良では、倒幕派の天誅組に入る。彼に主義なぞはない。ただ、剣に生きるのみ。



2022.4.22読了


大菩薩峠 2

角川文庫

昭和30720日初版発行

昭和4231022

旧仮名遣い


# #読書 #文学 #文庫 #中里介山 #大菩薩峠






中里介山「大菩薩峠 第1巻」

2022-04-21 07:17:00 | 

再読のための覚え書き


大菩薩峠 1 

中里介山(1885-1944


「音無しの構え」で知られる剣士・机龍之助は、甲州裏街道大菩薩峠で、巡礼の老人を斬る。老人の連れの孫娘お松は、義賊の七兵衛に助けられて江戸へ向かう。


龍之助は、神社の奉納試合で宇津木文之丞を殺し、その妻お浜を連れて江戸へ逃げる。


宇津木文之丞の弟の兵馬は、江戸で龍之助を探し出し、果し状を突きつけるのだった。


・・・・・・・・・・・・


数ページ読んで、「何これ?おもしろ過ぎるー!」となった。


紙芝居を見ているかのような、または、子どもの頃、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズを読んでいた時のような、心が躍る感じ。


江戸〜明治維新の大河小説なのだが、全部で27巻もある。しかも未完。全部読めるだろうか。



2022.4.20読了


大菩薩峠 1

角川文庫

昭和3075日初版発行

昭和4563033

旧仮名遣い


# #読書 #文学 #文庫 #中里介山 #大菩薩峠 1






太宰治「斜陽」

2022-04-18 07:20:00 | 

再読のための覚え書き


斜陽

太宰治(1909-1948


戦後、時代に翻弄されて没落してゆく華族の一家。「最後の貴族」の品位を失わない母、肉体労働をも厭わない長女かず子、退廃的な小説家の上原に憧れて荒んだ生活を送る弟の直治。それぞれの生き様。


「人はこの世の中に生れて来た以上は、どうしても生き切らなければいけないものならば、この人たちのこの生き切るための姿も、憎むべきではないかも知れぬ。生きている事。生きている事。ああ、それは、何というやりきれない息もたえだえの大事業であろうか。」


・・・・・・・・・・・・


30年以上ぶりの再読。

ストーリー展開すら忘れてる……

《斜陽》という言葉で形容される没落は伏線のようなもの。語られているのは、太宰の死生観だったんだな。



2022.4.17読了


太宰治

角川文庫

昭和25815日初版発行

昭和3773037


# #読書 #文学 #文庫 #太宰治 #斜陽