再読のための覚え書き
おふくろ
田中千禾夫(1905-1995)
二つの戯曲。
《おふくろ》
夫を亡くした坂は、息子の英一郎と娘の峰子を、女手ひとつで育て上げた。
坂は英一郎の就職を心配して口うるさくするのだが、英一郎はすでに、母に何も知らせることなく自分の身の振り方を決めていて……。
《雲の涯》
若い医師の露木順之助は、田舎町の露木医院を父から受け継いだ。
看護婦の双葉は、神経質な性格の順之助を献身的にサポートするが、周囲の者たちにはそれが解せない。
かつて、頭に傷を負って戦争から復員した順之助が運び込まれた病院で、順之助を担当していたのが双葉だったのだ。
2024.9.3読了
おふくろ
角川文庫
昭和30年2月5日初版発行
昭和31年11月20日5刷
旧仮名遣い
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