ジーキル博士とハイド氏
スティーヴンスン (1850-1894)
岩田良吉訳
ブラム・ストーカーの「吸血鬼ドラキュラ」と並ぶ、古典ホラーの名作。「ジキルとハイド」は二重人格を表す代名詞だが、今まで原作を読んだことがなかった。
人間は、善と悪の不調和な混合体。それが二つに分かれることができた時、理性はどちらの側につくのだろうか。最後の章である「ジーキルによる事件の詳述」は、その答えを出すのに逡巡しているようにも思われる。
2021.6.13読了
岩波文庫
昭和10年4月15日初版発行
昭和46年6月10日38刷
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