こんにちは!あるくべきのふみです!
立って行う骨盤体操をやってもらうと分かりますが、これは、ゆっくりしゃがむ動作です。
急激に外気温が上がって、身体に疲れが出ている人が多いですね。あと、コロナの影響もあり、歩行不足が深刻になっている人もいます。今日もしっかり歩いて、氷冷しましょう♪
歩く習慣をつけるのと一緒で、これまでお伝えした体操を、ちょこちょこ日常に取り入れてもらえると、動きがスムーズになります。
テレビを観ながら足首を動かすもよし、起き上がる前に四つん這い体操をしてもよし、歩いている途中の信号待ちで骨盤体操をしてもよし…です。
これらの体操の共通点は、骨盤や骨盤まわりが動くというところです。
実は、昔の日本だと、こんな風に意識せずとも、生活の中に骨盤体操が組み込まれていました。
立って行う骨盤体操をやってもらうと分かりますが、これは、ゆっくりしゃがむ動作です。
体操では腰を落とすところまでいっていないですが、しゃがむ動作には、この体操が含まれていると思います。
さて、では、昔の日本で何がスゴいか…と言えば…ずばり、
和式トイレです。
昔と言っても、私が小さい頃はまだ和式トイレだったので、そこまで遠くない昔ですが、その頃は、毎日、トイレでしゃがんで用を足していたのです!
トイレって、毎日3回以上は行くのではないでしょうか?その度に、しゃがんでいたんです。つまり、それだけの回数、自動的に骨盤体操しているってことになるんです。
すごくないですか?
今では考えられません。しゃがんで用を足すこと自体が、無理ではないでしょうか?足がプルプルしてしまって、トイレに集中できません。
トイレだけでなく、洋式化する前の生活を考えてみると、明らかにしゃがんでする作業が多かったと思います。
和式トイレ、卓袱台での食事、敷布団での寝起き…さらに、掃除、洗濯などの家事もしゃがんでの作業が多かったようです。
その度に、無意識に骨盤体操をしているという状況なのです。とても不便で辛いかもしれませんが、骨盤的には、素晴らしいのでは?と思います。その上、それにプラスで当時の人は、めちゃくちゃ歩いているのです。
それで言うと、現在の生活でしゃがむことは、なかなかないですね。洋式トイレ、テーブルに椅子の食卓、ベッドでの寝起き…と、とても楽で快適ですが、骨盤は動かないし、椅子に座ると尾骨が潰されてよろしくないです。
(床に座る場合も、尾骨の潰れる状態はNGですが…。胡座や体育座りなど…)
つまり、日常生活から骨盤体操が省かれてしまった現代は、自ら意識して、骨盤体操を行い、歩くしかないのです。
私の職場に、いまだに畳に敷布団で毎日布団の上げ下げをしている80代のおばあちゃんがいますが、足腰がしっかりしています。ベッドにしたほうが楽なんだろうけど…と言いながら、その作業は確実にリハビリになっているんだろうなと思います。
もちろん、無理をして、転倒したりすると、本末転倒なので、無茶や無理は良くないことは言っておきます。
ただ、言えるのは、生活が便利になった分、自分で意識して動かなければいけないということです。
日常生活で日々やることに、骨盤体操を組み込むのがオススメです。例えば、歯を磨きながらミニスクワットする…等々です。
身体の機能が正常に働くように、しっかり、体を動かしましょう!