三日月ノート

日々の出来事を気ままに。

数字が含まれる翻訳の原文ワード数

2018年06月06日 17時24分32秒 | 翻訳
まさか自分の身に降りかかってくるとは思っていませんでしたが・・・ことの顛末を記しておきます。

今回受注したのはCATツールを使用する案件でした。
(そもそも今までCATツールを使う案件は受けたことがありませんでしたが・・・)

新しく登録した翻訳会社の初の案件だったので、納期的にも厳しかったのですが頑張ってやってみようと思いお受けしました。

CATツールなので、所謂「マッチ率」によって単価が割り引かれるので、単純にワード数×単価ではなく、別途明細表が添付されていました。

そこで気付けば良かったのですが、実際に業務を始めてから、CATツールに表示されている全ワード数と翻訳会社から送付されてきている明細票のワード数に1000ワード位の齟齬があることに気付き、確認したところ、「ソースクライアントに最短の日数を提示するため数字を除外しています」と・・・。

内心、シマッタと思ったのですが、それに関してゆっくりメールする時間も取れなかったので、納品後、落ち着いたらメールしてみようと思っていました。

案件はCSRの有害事象の項目で、正直、統計部分は得意ではないのでかなり訳出に手間取った部分もありましたがなんとかチェックも完了し無事納品しました。

その後、数字のカウントについて(恐る恐る・・・読み返してみると文面は結構強気な感じでしたが・・・)メールしてみました。

正直、自分の翻訳のクオリティについて自信があるわけではないので(まして苦手な統計部分・・・)、次回、同じような依頼が来たら交渉してみようかな、という思いもありましたが、ダメ元で連絡してみました。

少なくとも数字の転記、書体の統一、最終確認などの作業があること、特に臨床試験のドキュメントで数字のミスは致命的なので用語以上に気を使うこと、数字を除くのであれば、転記やチェックなどの作業も除外していただかないと作業工数に見合わない、というようなことを書いてメールしました。

程なくして返事が来て、数字含めたワード数で再度カウントして下さるとのことでした。

数字を含めるか含めないかは会社としての判断ではなく、案件ごとにコーディネーターが判断しているとのこと。

数字を含めなくていい案件ってどんなのがあるのか知りたいところですが・・・。
例えば、表などで数字部分が空欄、もしくはそこは触らなくていいというのであればわかります。

でも、今回のように「・・・・○○群ではxx%(aa例)、△△群ではyy%(bb例)、p=0.0023・・・・」みたいな文章がズラズラ出てくる案件で「数字はカウントしません」って言われるとかなりへこみます。

それにしても、自信を持って対等に話ができるよう自分の翻訳技術を磨くことはホント重要だなと感じました・・・トホホ。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『ガチ星』野球戦力外通告か... | TOP | LinkedInアップデート »
最新の画像もっと見る

Recent Entries | 翻訳