3年位前に読んだ本。
今読み返すと、新しい発見がある。前回とは違った場所に貼る付箋の山。
良書ですね。
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介護職・・・あれは何年目の頃だっただろう???
新規の認知症の利用者さんがデイに来られて
帰宅願望が強く、会話が途切れると『じゃあ、帰ります』と立ち上がってしまわれるので
ひたすら、話題を探していた記憶があります。
お風呂も、もちろん中々入っていただけない。
『何で家にお風呂があるのにここで入らなきゃならないの?』と。
そりゃそうだ。
知らない場所に連れて来られて、いきなり(ではないのだけど)お風呂に入りましょう!って言われてもねぇ・・・(^_^;)
パット内の失禁もあるのだけど、交換させてもらえない。
ご家族の事を考えると、何とかしてお風呂に入っていただきたいし
パット交換もして、清潔保持をしたい。
とてもプライドの高い方だったので、ご自身はデイサービスの利用者としてではなく
デイへボランティアで来ている・・・と思っていらっしゃる。
そこで、私たちは汚物入れに『職員用』と書いたテープを貼り、その方に
『女性の汚れ物は、職員は皆ここに捨てています。〇〇さんもここに捨ててくださいね』と言って
新しいパットを渡してみたのだけど、一度も成功しなかった。
今、思い出すと認知症の事あまり理解できていなかったと思う。
問題はそんな所にない・・・と今ならわかる。