~step by step~[ 側弯症ライブラリー]患者の皆さんへ

側弯症(側わん症/側湾症/そくわん)治療に関する資料と情報を発信するためのブログです

asahi comで紹介されています VEPTR嘆願運動

2008-04-18 23:34:32 | VEPTR COM JAPAN
医療機器「早期認可を」

http://mytown.asahi.com/tokyo/news.php?k_id=13000000804170001

Asahi ComにVEPTR嘆願運動が紹介されています !!

引用させていただきます :

(前文略) 肺の成長を助ける矯正器具「ベプター」が早く医療機器として認可
  されるよう、保護者らが署名運動を展開している。

この病気は、国内での発症例が年間10件未満と推定されるほど少なく、情報が
乏しい。男性はインターネットで情報を集め、名古屋市の成松恭子さん(30)
が代表を務める「VEPTR(ベプター)の会」を探し当てた。

署名はこれまでに約3200人分が集まった。会では5月上旬までに、
舛添厚労相へ直接手渡し、認可を要請したいとしている。(後半略)

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 (august03より)

皆さんのご協力に感謝いたします。
 ネットの向こうに、多くの署名していただけた皆さんがいるかと思いますと
 こころが震える感じがします。

 ネットを利用して患者を苦しめる整体等も存在しますが、
 こうして現実を動かしていく力も持っていることに、あらためて力強さを
 感じています。

 このブログをご覧の皆様、ぜひとも署名運動に参加をお願いいたします。
 現実を変えるのは、皆さんひとりひとりの力の集結です。ひとりではできない
 ことも、こうして、ひとりひとりが集まることで、大きな流れを作ることが
 できます。他人ごとと思わずに、自分にとって益があるかどうかではなく、
 ひとに何かをしてあげられることの喜びを、ぜひとも分ちあって欲しいと思います。

   VEPTRの会
嘆願書受付先:momotan0901@ybb.ne.jp まで、一度メールをお送り下さい。
折り返し嘆願書の書式・この運動の趣旨等を書いた用紙を送らして頂きます。
(お友達にもご説明しやすい様な書式も用意しております)

........................................................................

       こどもたちの背中を整体から守るキャンペーン
  ~ 私たちは患者を保護するために整体を規制する法制化を求めます ~


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ブログ内の関連記事より
「側わん症症例数全国調査」
http://blog.goo.ne.jp/august03/e/f9507d6dfe21512e1e830a92c9298e36

30年前の出生数が不明なのですが、2000年以降の出生数は約100万人です。
東京都のモアレ検診結果をベースにしますと、治療を必要とする側彎症と診断され
るこどもは約0.5%~1%(女子の場合)50人に1人~100人に1人です。思春期特発性側彎
症が小学生5年生~中学2年頃に発症のピークがあるようですので、これらの学年に
この数値をあてはめますと全国には、約2万人~4万人の特発性側彎症のこどもがい
ることになります。......これはあくまでも机上の計算上の仮説です。実数調査が
行われているわけではありませんし全国各地で実施されている学校での脊柱検診も
、その総計を集計するシステムになっていませんので、いったい全国に何人の思春
期特発性側彎症のこどもがいるのかは不明です。
(脊柱検診が実施されていないエリア、学校もありますので、患者数はさらに不明
というのが、現実です)

さて、この文献で示されていた全体の患者数のうち約10%が先天性側彎症ということ
をあえて用いますと、全国には約2000人~4000人の先天性側彎症のこどもがいるこ
とになります。

このこどもたち全てにグローイングロッドやVEPTRベプターによる手術が必要となる
わけではありませんが、全国に約2000人~4000人ほど、生命が危険にさらされてい
る側彎症のこどもたちがいる、という推計も成立するということになると思います
........................................................................

大切なことは、思春期特発性側弯症もそうですが、先天性側彎症のこどもも毎年一
定の割合で発症していることの事実が存在するということをご記憶いただきたいと
思います。
先天性側弯症患者さんは、合併症を併発していることが多く、また椎骨自体の奇形
による側弯です。
整体等の民間療法で治せるものではなく、そのような行為はお子さんの命を危うく
する以外のなにものでもありません。
このような医学的事実も知らずに店の宣伝に「先天性側弯症」を掲示している整体
やカイロがネット上に氾濫している国は欧米にはありません。 

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