~step by step~[ 側弯症ライブラリー]患者の皆さんへ

側弯症(側わん症/側湾症/そくわん)治療に関する資料と情報を発信するためのブログです

医師は必要のない脊柱固定手術は勧めません (側弯カーブの進行と固定範囲 No1)

2009-10-03 02:34:45 | 側弯症手術について
添付写真はそれぞれ別の患者さんのレントゲン写真です。左側-Aさんは12歳。
右側-Bさんは17歳での手術直前の写真です。
(下記サイトより引用させていただきました)
  http://www.espine.com/scoliosis-cases.htm

Aさんの経過を見ますと、学校検診で発見され、肩部および腰部に痛みあり、
ダブルカーブ(70度/65度)。保存療法を行うも効果なく進行性。痛みも次第に増加。
外観のひどさが目立ち、極度のリブハンプと左肩側への落ち込み。

Bさんの場合は、15歳発見時36度。保存療法の効果なく17歳時に48度まで進行。
2センチのリブハンプ、腰痛あり。ダブルカーブ48/25度

このお二人の症例を比較するように並べたのには意味があります。
このふたりの術前のレントゲン写真を見たとき、どの範囲を金属ロッドで固定する
ことになるか、それを想像していただきたく、ここに比較提示してみました。

固定範囲と術後の可動性(身体の動き)とは相関することはおわかりと思います。
できれば短い範囲でおさめることができればそれにこしたことはありません。
しかし、それは側弯のカーブがどういう状態であるかにより左右されることになり
ます。

(次回に続く)



☞august03は、メディカルドクターではありません。治療、治療方針等に関しまして、必ず主治医の先生とご相談してください。
 医学文献の拙訳を提示しておりますが、詳細においてはミスが存在することも否定できません。もしこれらの内容で気になったことを主治医の先生に話された場合、先生からミスを指摘される可能性があることを前提として、先生とお話しされてください。
☞原因が特定できていない病気の場合、その治療法を巡っては「まったく矛盾」するような医学データや「相反する意見」が存在します。また病気は患者さん個々人の経験として、奇跡に近い事柄が起こりえることも事実として存在します。このブログの目指したいことは、奇跡を述べることではなく、一般的傾向がどこにあるか、ということを探しています。
☞原因不明の思春期特発性側弯症、「子どもの病気」に民間療法者が関与することは「危険」、治療はチームで対応する医療機関で実施されるべき。整体は自分で状況判断できる大人をビジネス対象とすることで良いのではありませんか?





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