書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

百人一首 伊勢

2010-06-02 09:35:47 | Weblog
難波潟短き蘆のふしの間も逢はでこの世を過ぐしてよとや

つれないことは仰らないで下さい。

伊勢(877~939)
藤原北家の出身、伊勢守藤原継蔭の娘で「伊勢」と呼ばれた。
古今・後撰・拾遺の三代集や「三十六人撰」などに多くの入撰数があり、
歌人として高い評価を受け当時の歌壇の中心人物であったことがうかがえる。
宇多天皇の寵愛を受け、敦慶親王や后の弟の藤原仲平との恋遍歴など、
才女であり恋多き女であったようだ。