書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

赤染衛門

2010-06-21 08:35:15 | Weblog
やすらはでねなまし物をさよ更けてかたぶくまでの月を見しかな

貴方がお出でになると仰るので月が西の山に入るまでお待ちしてたのですよ、それなのにもう・・・
(この歌は赤染衛門が妹の為に代作した?)


赤染衛門(956年頃? - 1041年以後)
赤染時用の娘、実父は平兼盛との説もある。
良妻賢母として知られ、夫である文章博士大江匡衡とはおしどり夫婦と言われていた。
中宮彰子に仕え、和泉式部と並び称された歌人で、和泉式部が情熱的な大胆な歌風なのに対して、赤染衛門は穏やかで典雅な歌風であった。
仲の悪かった紫式部と清少納言の双方と赤染衛門は親しかったと言う。