書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

周防内侍

2010-06-29 08:04:00 | Weblog
春の夜の夢ばかりなる手枕にかひなくたたむ名こそ惜しけれ

本当は貴方の手枕でやすみたいのよ、だけどそんな事をしたらつまらない噂が立ってしまうわ、それが嫌なの

周防内侍(1037年頃? - 1109年頃?)
本名は平仲子。父は周防守平棟仲。母は源正職娘の小馬内侍。女房三十六歌仙の一人。
後冷泉天皇・後三条天皇・白河天皇・堀河天皇の4朝に女官として仕えた。1108年以後、病のため出家した。
人となりは殆ど伝わっていないが、多くの歌合せへの出詠の記録が残っており勅撰入集も多く、
当時を代表する女流歌人だった事をうかがわせる。