書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

百人一首 素性法師

2010-06-04 08:43:28 | Weblog
今来むといひしばかりに長月の有明の月を待ち出でつるかな

あーあ、夜が明けると言うのに遂に貴女は来なかった。

素性法師(?~?)
僧正遍昭の子。
宇多上皇、醍醐天皇からも寵遇を受け常康親王・藤原高子などとも交流があったようだ。
死去の際し紀貫之・凡河内躬恒の追慕歌が残っており歌人として高名であったことが窺われる。
三十六歌仙の一人。