もろともにあはれと思へ山桜花よりほかに知る人もなし
山桜よ、お前だけが私の心をわかってくれるのだ
前大僧正行尊(1055~1135)
父は参議源基平。12歳で園城寺に入り出家、17歳で園城寺をでて大峰山・葛城山・熊野など諸国の霊場で18年間修行し、修験者として名を成した。庶民から天皇にいたる加持祈祷の話が多く残り、人々の尊敬を集めた。1123年には天台座主、1125年大僧正、その後、諸寺の別当を歴任した。
老齢にして、白河、鳥羽、待賢門院の高野山行幸に随行している。
また、「金葉和歌集」他の勅撰和歌集に入首、歌集に「行尊大僧正集」があり歌人としても名が高い。
山桜よ、お前だけが私の心をわかってくれるのだ
前大僧正行尊(1055~1135)
父は参議源基平。12歳で園城寺に入り出家、17歳で園城寺をでて大峰山・葛城山・熊野など諸国の霊場で18年間修行し、修験者として名を成した。庶民から天皇にいたる加持祈祷の話が多く残り、人々の尊敬を集めた。1123年には天台座主、1125年大僧正、その後、諸寺の別当を歴任した。
老齢にして、白河、鳥羽、待賢門院の高野山行幸に随行している。
また、「金葉和歌集」他の勅撰和歌集に入首、歌集に「行尊大僧正集」があり歌人としても名が高い。