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Spotifyの契約「打ち切り」で憔悴? メーガン妃、「沈痛で険しい」表情が話題...電話で言い争う姿も

2023年06月24日 | 国際社会
6/24(土) 8:30配信


<契約終了についてはSpotify幹部からは「ペテン師」呼ばわりされ、メーガンの番組の人気のなさが原因との見方も出ている>



FiledIMAGE/Shutterstock


Spotifyから契約を打ち切られたメーガン妃だが、契約終了が発表されて以来初めて、その姿が目撃された。ノーメイクでカジュアルな服装のメーガンだったが、巨額の資金源を失ったことへのショックのせいか、その表情は暗く沈痛だと話題になっている。


ヘンリー王子とメーガン妃のサセックス公爵夫妻とSpotifyは6月15日、2000万ドル(約29億円)のパートナシップを解消することで合意したと発表した。

その翌日、メーガンはカリフォルニア州サンタバーバラにあるサロンに向かうところを写真に撮られた。 英デイリーメールが入手した写真では、メーガンは黒の長袖トップスをダークウォッシュのジーンズにインしたカジュアルなスタイルで、その後、青と白のストライプのセーターを上から羽織っていた。

黒のフェンディのバッグ、黒のバレエシューズ、ゴールドのブレスレットを合わせ、ブローをした髪を肩にかけたノーメイク姿だった。 デイリーメールによると、メーガンは電話で激しく言い争っている様子だったようで、その後、イヤホンを外して携帯電話を見ながらサロンに向かったという。

夫のヘンリー王子や、子供のアーチー王子(4)、リリベット王女(2)の姿は見られなかった。 

■Spotify幹部は夫妻のことを「ペテン師」と非難 サセックス公爵夫妻がSpotifyとの契約を解消したことで、メーガンのポッドキャスト番組「アーキタイプス」も第1シーズンで終了することが発表された。 

この発表を受けて、スポーツ関連のポッドキャスト番組を配信する「ザ・リンガー」のトップであり、Spotifyのポッドキャスト部門の幹部でもあるビル・シモンズは自身の番組で、夫妻を「くそペテン師」と呼び、契約終了に不快感を示した。 

「『メーガンとヘンリーがSpotifyを去る』という交渉に、私も関わりたかった。くそペテン師だ。そういう番組を彼らと作るべきだった」 シモンズは、詳細は明かさなかったものの、ズームでヘンリーとポッドキャストのアイデアについて話し合ったとも主張した。

「酔っ払っているときなら、ポッドキャストのアイデアについてヘンリーとZoomで話した時のことを話そう。私の最高のストーリーの1つだ」 一方、ヘンリーとメーガンの契約打ち切りについては、「アーキタイプスが、新シーズンの制作に乗り出せるほどの成績を収められなかったせい」との見方も出ている。 

「重要なのはコンテンツだが(中略)明らかに十分な視聴者がいなかった」と、危機管理コミュニケーションの第一人者であるマーク・ボルコウスキーはBBCに語った。

「契約金に見合う結果を出せないなら、誰も(新たに)支払いはしないだろう」 スポティファイのCEO、ダニエル・エクは、同社がこの数年はコンテンツ獲得に過剰な出費をしていたことを認めている。

現在は、投資するコンテンツの取捨選択の方法を検討しているという。 BBCによると、エクは今年行われた金融アナリストとの電話会議で、「払い過ぎ、投資し過ぎという指摘は正しい」と述べたという。

「今後のコンテンツ取引への投資については、かなり慎重にやっていく。結果が振るわないものは当然、契約を更新しない」

キャサリン・アルメシン

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最終更新:6/24(土) 8:30ニューズウィーク日本版 













2023/06/24 11:00

筆者:多賀幹子



ヘンリー王子とメーガンさん(写真:AP/アフロ)

 6月17日、ロンドンでチャールズ国王(74)の公式誕生日を祝うパレード(軍旗分列行進式)が行われた。軍事パレードにルーツを持つこの野外イベントは、18世紀半ばに、天候が比較的安定する6月に君主の公式誕生日と重ねて実施されるようになった。

チャールズ国王は今年11月に75歳になるが、伝統にのっとり6月に祝った。騎乗して兵士らを視察したが、国王の乗った馬が落ち着かず係の男性が駆け寄ったり、ベアスキンを目深にかぶった国王に「気付かなかった」との声が上がったりした。


 話題になったのは、ウィリアム皇太子一家だった。皇太子(41)の騎乗姿は「凛々しい」と称賛され、キャサリン皇太子妃(41)は、アイルランド衛兵大佐に任命されたことから、シンボルカラーのグリーンをまとって注目を集めた。ジョージ王子(9)とルイ王子(5)はおそろいの赤いネクタイを締め、シャーロット王女(8)のセーラー服の赤いラインとそろえた。


 ハイライトはバッキンガム宮殿のバルコニーにロイヤルが並んで、儀礼飛行を見上げるシーンだ。観衆から歓声が上がったものの、立ち並んだロイヤルの数14人に驚いた人も少なくなかった。コロナ禍前の2019年には40人ほどがひしめいたのだ。

アンドルー王子に2組の王女夫妻などが除外され、およそ3分の1に減少した。国王の進めるスリム化は支持されているはずだが、「普段見ないロイヤルも顔をそろえる貴重な機会なのに」と残念がる人もいた。


 特に目立ったのはヘンリー王子(38)とメーガンさん(41)の不在だった。ヘンリー王子に公式誕生日への招待状が届かなかったのは初めてである。

王室の“サセックス離れ”には予兆があった。今年、長男アーチー王子の4歳の誕生日にもリリベット王女の2歳の誕生日にも、お祝いのコメントを発表しなかった。これまでは、欠かさず出していただけにショックを与えた。


 昨年12月、ネットフリックスのドキュメンタリー番組と今年1月のヘンリー王子の暴露本『スペア』で、父や継母、兄夫妻への批判をあからさまに展開した。その後、番組や本の中の事実誤認、虚偽を指摘されたものの、王室の動揺とショックは想像に余りある。

事実、ウィリアム皇太子の支持率は『スペア』内の「兄から身体的な暴力を受けた」との描写のせいか、一時10ポイント以上、下がっている(現在は回復)。

それでも王室はそろって口を閉ざし反論をこらえ、挑発に乗らない姿勢を貫いた。それが、今になってじわじわと反撃に出ている。「来年は二人の不在は話題にもならない」「まだ結婚しているだろうか」とささやかれている。


 そこに飛び込んできたのが、夫妻の音楽配信大手スポティファイとの契約打ち切りのニュースだ。3年前に「アーチウェル・オーディオ」を通じて約28億円の契約を結んだものの、メーガンさんはわずか1シーズン(12エピソード)しか発表できなかった。

マライア・キャリーなどの豪華なゲストを招いて「“野心的” とレッテルを貼られることがいかに女性のやる気をくじくか」などをテーマにインタビューしている。フェミニストを自称するメーガンさんは満を持して取り組んだはずだ。

しかし、大金を投じて有名人を招いたものの、「私は、かわいいより賢いと言われて育った」など自分の言葉ばかりが大部分を占めた。スポティファイ幹部のビル・シモンズ氏は、オンラインでヘンリー王子からいかに妻が優秀かを聞かされたとして、「(二人は)ペテン師だ」と怒りの言葉を吐いている。


 しかもネットフリックスも近く契約を打ち切るとの話もある。二人はカリフォルニア州の約20億円の大邸宅のローンを払い、住宅税は年間約2千万円、警備費は年に約2億円を超える。

弁護士費用に渡米の交通費など、出費のかさむ生活ぶりだ。スポティファイに続きネットフリックスとの契約打ち切りとなれば、贅沢なライフスタイルを見直す必要に迫られるだろう。

 そこに入ったのが、フランスの最高級ファッションブランド、クリスチャン・ディオールとの契約のうわさ。

正式決定となれば、多額のお金が転がり込む。しかし、まもなくディオールから全面否定された。崖っぷちからの逆転劇は当分、かないそうにない。

(ジャーナリスト・多賀幹子)

※AERAオンライン限定記事

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メーガン妃、「アーキタイプス」の商標登録が叶わず 申請を却下される

2023年06月24日 | 国際社会

ハリー王子と妃はポッドキャスト「アーキタイプス」のシーズン2配信に意欲的だそう。

By ELLEgirl編集部2023/06/22


メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)Chris JacksonGetty Images


Spotifyとの契約を打ち切られて注目を集めるメーガン妃。配信していたポッドキャストの名前「アーキタイプス」を商標登録しようとしていたが、却下されてしまったことが明らかになった。新聞「デイリーメール」が報じている。


同紙によると王子と妃は米国特許商標庁に「女性の文化的な扱いや女性が直面するステレオタイプ」に関する「ダウンロード可能なオーディオ録音やポッドキャスト」のカテゴリーでこの名前を「独占的に使うこと」を求めていた。

しかしアリゾナの「アーキタイプスLLC」という企業が2015年にこの名前を商標登録していたことから却下されてしまった。ちなみにこの会社はポッドキャストではなく「栄養やフィットネス、セクシャリティ改善に関する本や記事」にこの名前を使っている。


メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)、ハリー王子(Prince Harry)Chris JacksonGetty Images


王子と妃の弁護士は微調整して再申請するために3か月の猶予を申請しているそう。また同紙によると王子と妃の申請書にはサインの漏れもあったとか。妃は昨年、結婚前に運営していたブログ「The Tig」の名称を商標として復活させる申請をしたときも同じミスをしている。


なんだか残念な出来事が続いているけれど、王子と妃は「アーキタイプス」のシーズン2の制作&配信に対して意欲的。王子と妃の関係者は「他のプラットフォームからオファーが殺到している」と話している。

一方で業界関係者からは「王子と妃は今回の契約解除のニュースで、怠惰で扱いにくい人というイメージを与えてしまった」という証言も。巻き返すことができるのか、注目が集まっている。

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ヘンリー王子(右)とメーガン妃


 ヘンリー王子夫妻が、「アーキタイプス(Archetypes)」の商標登録申請を却下された。

この名称は先週契約の更新をスポティファイによって打ち切られたメーガン妃のポッドキャスト番組のタイトルとして使用していたもので、夫妻はその独占権を申請していたが、米国特許商標庁は既存ブランドとの「混同の可能性」を理由に申請を取り下げた。


 デイリー・メール紙のコラムニスト、リチャード・イーデン氏によると、アリゾナ州の企業アーキタイプスLLCが2015年に「栄養、フィットネス、セクシュアリティ、心理的自己改善」などに関する一連の書籍と記事のため、同名称の独占的利用を既に求めていたそうだ。

 さらに、夫妻は両者とも今回の申請書に署名しておらず、これはメーガン妃が昨年、自身のライフスタイルブログに以前使っていた「ザ・ティッグ(The Tig)」の商標を再び有効にする申請をした際にも犯した過ちだった。

夫妻の弁護士マージョリー・ウィッター・ノーマン氏は、この申請書を仕上げるために3ヶ月の延長を申請している。


 夫妻によるアーキタイプス(何世紀にもわたって使われている古代ギリシャ語を語源とする言葉で、完全なオリジナルで他のものはそこからコピーされるという意味)の商標登録の最初の申請は、「女性の文化的扱いおよび女性が直面するステレオタイプの分野」におけるもので、ポッドキャスト、テレビ番組、DVD、CDの他、衛星放送やケーブルテレビ、グローバル・コンピューターネットワーク、インターネット、ストリーミングメディアなどを通じて提供されるエンターテインメント・サービスを対象としていた。


 2020年に英王室の主要メンバーから退位し、経済的に独立した夫妻は、同年ストリーミング大手のスポティファイと2000万ドル(約28億3400万円)の契約を結んでいたが、当初合意した金額を支払うに値するほどのコンテンツを制作していなかったとされている。












公式ハッシュタグランキング:イギリス49位
(前の記事の続き)
 
いや、先週だったか先々週だったか、ロンドンの法廷で証言した時に、
なんとハリーは、チェルシーの名前を連発していたんですよ。
(確かGBニュースによると170回以上でメーガンの名は10回以下)

チェルシーに振られたことをタブロイドのせいにしているんだけど、
普通に聞くと、チェルシーは執拗なる報道に辟易して
ハリーを振ったという風に取れるけど、いや、私もそう思っていたけど、
 
ヘンリー王子、元恋人チェルシー・ダービーとの破局はタブロイド紙が原因ヘンリー王子が、元恋人チェルシー・ダービーと破局したのはタブロイド紙が原因だと訴えた。www.vogue.co.jp
 
GBニュースの主張は、チェルシーとの破局はハリーにも原因があって、
兵隊として忙しいことを理由にチェルシーをほったらかしにしたり、
順調かと思えばストリップクラブに行ったりしていていたとのこと。

彼女がハリーに大切にされていると確信できなかったということですね。
つまり振られたのはタブロイドのせいというよりハリー自身のせいだと。

チェルシーとの破局の理由はなんであれ、
ハリーにとってメーガンが最愛の女性だと主張するなら、
そして彼女と結婚できたことで幸せだというなら、
チェルシーと別れたのは正解だったと受け取ることもできるよね。

そうだとしたらタブロイドに感謝してもよくない?
というか、チェルシーも、今幸せならば、
きっかけをくれたメディアに感謝している可能性だってなくない?

ただ、チェルシーと話した内容がタブロイドに漏れたのは
盗聴の結果だというハリーの主張は、もしかして正当かも。
すべての記事がタブロイドのスクープというわけではなく、
他のメディアが先に報じた記事もあるとGBニュースは言っているし、
他にも、チェルシーが友達に話してそこから漏れた可能性もあるけど。

びっくりなのは、こっちのゴシップは本当でこっちは違うと、
ハリーがいちいちそれぞれの記事の正誤を明らかにしたこと。
当事者しか知らないことを報道できたのは盗聴したからに違いない、
というのが彼の主張なんだけど。

しかし、読者は単なるゴシップだと思って読んでいるのに、
あれは本当でこれは違うって、自ら明かす必要があるんですかね。

と思うけど、同時期の盗聴事件の際に、兄が賠償金をもらったらしく、
それなら自分もお金がもらえるはず、ということらしい。

それにしても、失ってみてチェルシーのよさに改めて気づいたのか、
いや、今になってそのよさが余計に身に染みるのか、
それとも彼女への想いは別れてからもずーっと続いていたのか、
証言でのハリーのチェルシーへの未練たらたらが半端じゃなかった。

確かに、チェルシーだったら王室にフィットしたよね、とは思う。
でもチェルシーに振られたとメディアを責めるというのはどうなのか。

いや、見てきたように書いてますが、スカイとGBニュースのそれぞれが、
そっくりさんを雇って法廷での証言を再現したのを見たんですよ!
そっくりさんの頑張りもあって、チェルシーへの思慕の念が半端なく、
今でも彼女と結ばれたかったと思っているんですね、という説得力。

ハリー的には裁判を有利に進めるために頑張ったのかもだし、
そのお陰で大衆の同情を買うことはできた、とは言われたけど。
もし私が妻だったら気分が悪いよね、という内容だった。

ハリーは今でもチェルシーに振られたトラウマが残っていると思わせる
証言だったことを思うと、万が一チェルシーが今幸せでないとしたら、
もしかして結ばれなかったのは世紀の悲劇だったのかも、と思えてくる。


そうは言ってもチェルシーもすでに結婚しているわけだし、
ハリーが裁判を決めたのはメーガンとのフランスでのバカンス中、
とのことなので、妻もその内容については心得ているんでしょう。

どういうツテなのかは不明だけど、弁護士から話を持ち掛けられたらしい。
フランス滞在中に彼と初めて会って、訴訟を決めたとのこと。

ハリーとしてはチェルシーに振られた時の失敗を繰り返さないよう、
メーガンのご機嫌取りに必死になっているということか。


関係ないけど、夫妻の王室人種差別発言は、
実はハリーの人種差別的な感覚から来ているのかも、と思う。

チェルシーなら容易に王室に馴染めただろうと、
ハリー自身も今さらながらに実感したに違いない。

メーガンは、ハリーから王室の「人種差別的な発言」を聞かされたわけで、
それは、その発言をした人物と言うよりは、
ハリー自身がそう思っていたということではないか?

オプラの番組で肌の色について聞かれたのが人種差別となっていたけど、
別のところで黒人が発信していて、それは人種差別じゃない、
なぜなら黒人だって肌の色には興味があるんだよ、と言っていた。

でもハリーは、チェルシーならうまくいっていたはずなのに、
うまく行かないのはメーガンが黒人だからだ、と決めつけてしまったのでは?

こうなると一番の人種差別主義者は誰なのか、という話になってくる。
ハリーはそれに気づいて、無意識のバイアスという言葉で濁したのかも。


ここで見えてくる構図は、ハリーの犠牲者としての恨みを知った
メーガンが、黒人であることで自分も同じ立場だと言って共感を誘い、
人種のカードを使ってハリーを操るようになったということですか。

それなら王室で差別されたと語るメーガンの嘘くさい表情の説明がつく。

メーガン的には本当に差別されたと思っている、というよりは、
人種差別を水戸黄門の印籠(超古い?)のように利用しているよね。
都合の悪いことはすべて人種差別のせいにすることで難を逃れられる。


前の記事で彼らがペテン師と呼ばれたと書いたけど、
もしメーガンがハリーの犠牲者精神を利用して操作しているのならば、
メーガンはその点においても、詐欺師とかペテン師だと言える?

たとえそうだったとしても、ハリーに同情する気にはなれないけど。
 












イタすぎるセレブ達 2023.06.23 10:30 NEW!
writer : tinsight-ikumi



「ロイヤルアスコット」の初日に出席したチャールズ国王とカミラ王妃。夫妻は馬車に乗り、パレードを先導した(画像は『The Royal Family 2023年6月21日付Instagram「We wish the very best of good fortune to all the owners」』のスクリーンショット)



チャールズ国王とカミラ王妃は、王室が主催する競馬の祭典「ロイヤルアスコット」に3日連続で出席した。カミラ王妃はレース初日、生前のエリザベス女王が所有したブローチを身につけて、女王への敬意を表した。エリザベス女王は乗馬を楽しんだり、自身の競走馬を所有するなど馬を愛していたことで知られている。王妃がつけたダイヤモンドのブローチは、女王の母クイーンマザーが愛用し、彼女の崩御後に女王に引き継がれたものだ。

現地時間20日、英バークシャー州にあるアスコット競馬場で、伝統的な競馬の祭典「ロイヤルアスコット」が開幕した。今年のレースは24日まで開催される。


アスコット競馬場は英国で最も有名な競馬場の一つであり、毎年6月には王室が主催する特別なレース週間「ロイヤルアスコット」が開催される。5日間にわたるイベントには約30万人が来場し、男性はトップハットにモーニングスーツ、女性は華やかな帽子と衣装でドレスアップするのが恒例だ。


毎日のレース前には、王室メンバーが馬車に乗り、会場に到着する伝統的なパレードが行われる。正装した王室メンバーは会場の特別席「ロイヤル・エンクロージャー」に着席し、一日中レースを観戦する。

今年のロイヤルアスコットは、昨年9月にエリザベス女王が崩御後、即位したチャールズ国王にとって君主として初めてのイベントとなった。

レース初日の20日には、チャールズ国王とカミラ王妃が乗る馬車が先導するパレードが行われ、華やかなイベントが開幕した。

チャールズ国王はグレーのモーニングスーツに黒いトップハット、片手に傘を持った伝統的な英国紳士の正装だ。


カミラ王妃は、全身クリーム色の装いでコーディネートしていた。コートドレスは「クリスチャン・ディオール」のカスタムメイドで、つばの大きな帽子は「フィリップ・トレイシー」によるものだ。

そしてコートドレスの左胸には、故エリザベス女王と彼女の母クイーンマザーが愛用した、ダイヤモンドのブローチが輝いていた。



このブローチは1919年に制作されたもので、デザインの一部を担当したコートルード・トムソン卿の姉であり、作家のウィニフレッド・ホープ・トムソンさんが所有していた。

ウィニフレッドさんの死後、彼女の遺言によりブローチはクイーンマザーに贈られた。クイーンマザーはブローチを大変気に入って、生涯で何度も着用していた。そして彼女の崩御後、ブローチは娘であるエリザベス女王に引き継がれた。

ブローチは「コートールド・トムソン・スカラップ・シェル・ブローチ(Courtauld Thomson Scallop-Shell Brooch)」という名で知られている。ホタテ貝(スカラップ)のようなフォルム全体にダイヤモンドがあしらわれ、センターには大きなパールが配されている。その下からはダイヤモンドを配した5本のラインがしなやかに流れている。

生前のエリザベス女王は馬を愛したことで知られており、乗馬を楽しんだり、自身の競走馬も所有するほどだった。ロイヤルアスコットは女王のお気に入りのイベントで、コロナ禍だった2020年と体調が優れなかった2022年を除き、在位中は毎年観戦に訪れていた。

そんな女王に敬意を表し、ロイヤルアスコット最終日(6月24日)の目玉レース「プラチナジュビリー・ステークス」は、「クイーンエリザベス2世ジュビリーステークス(The Queen Elizabeth II Jubilee Stakes)」に改名された。

チャールズ国王のアスコットでの代理人を務めるフランシス・ブルックス卿は、改名の理由について「亡き女王とアスコット競馬場との親密な関係が世界中に知られていましたが、ロイヤル・ミーティングのレースでエリザベス女王の名を冠したレースは存在しませんでした」と述べ、こう続けた。

「国王陛下は、プラチナジュビリー・ステークスの名称を『クイーンエリザベス2世ジュビリーステークス』に変更することを承認されました。

これにより女王陛下を永久に称えるとともに、2002年にゴールデンジュビリー・ステークスとして創設されて以来、3つのジュビリーとの関連性を維持することができるのです。」


女王は2012年にダイヤモンド・ジュビリー(即位60周年)、2017年にサファイア・ジュビリー(即位65周年)、2022年にプラチナ・ジュビリー(即位70周年)を祝福している。

グランドスタンド(芝生席)で行われている写真展では、亡き女王とロイヤルアスコットとの密接な関係を称え、女王が所有した24頭の優勝馬の写真も展示されているという。

なおチャールズ国王とカミラ王妃は、20日に続き、21日と22日と3日連続でロイヤルアスコットに出席している。


画像は『The Royal Family 2023年6月21日付Instagram「We wish the very best of good fortune to all the owners」』『Official Ascot & Royal Ascot 2023年6月21日付Instagram「The Royal Procession at #RoyalAscot 2023: Day One」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)







華麗なハットに彩られるロイヤル・アスコット開催! カミラ王妃はヘンリー王子の結婚式で着用したドレスを着まわし

2023年06月24日 | 国際社会


毎年6月の第3週目に英アスコット競馬場で行われる、英王室主催の恒例行事、ロイヤル・アスコットが今年も開幕。
チャールズ国王(74)・カミラ王妃(75)をはじめ、王室メンバーやセレブリティが華やかなハットを被ったエレガントなファッションで姿を見せ、競馬を楽しむ様子が注目を集めている。


エリザベス女王(享年96)の逝去後初となるロイヤル・アスコットが2023年6月20日に開幕し、チャールズ国王(74)が君主として初めて、カミラ王妃(75)とともに初日から出席。
英BBCは、国王夫妻が女王のロイヤル・アスコットへの支援の伝統を受け継いだと報じた。


ロイヤル・アスコット3日目、馬車で到着した国王夫妻。 Photo:Getty Images

ロイヤル・アスコットの時期は、エリザベス女王のお気に入りの季節として有名で、5日間にわたって開催される期間中、毎日出席していたほど。そんな女王の献身を偲んで、「プラチナジュビリー・ステークス」というレースの名称が、今回から「エリザベス2世ジュビリーステークス」と改名された。


2021年のロイヤル・アスコットで楽しそうなエリザベス女王。Photo:Getty Images

また、女王に敬意を表した写真展が行われ、一家の写真やロイヤル・アスコットで勝利した女王の所有馬24頭の写真も展示されているという。
国王夫妻の頭文字「C」が2つとラテン語で「国王」を意味する「R」を合わせたロイヤルサイファが初めて使用されている公式プログラムの共同序文には、今回の写真展が「多くの楽しい思い出を呼び起こすことでしょう」と綴られているそう。


ロイヤル・アスコット2023、初日のザラ&マイク・ティンダル夫妻。 Photo:Getty Images

英上流階級の間では、ベストドレッサーを競う場としても知られるロイヤル・アスコット。4つのクラスごとに異なるドレスコードがあり、王室メンバーはじめ招待客のみが参加できるロイヤル・エンクロージャーでは、ハットが必須。女性は「膝上、またはそれ以上で膝が隠れる丈」のドレスを着用するように求められ、男性はモーニングスーツにトップハット、ウエストコート、黒い靴を着用しなければならない。

英『Tatler』誌が初日のベストドレッサーと紹介したのは、母アン王女(72)ともに馬術の選手として活躍したザラ・ティンダル(42)。オーストラリア人デザイナー、レオ・リンによる、百合と薔薇が描かれたバルーンスリーブドレスで、上品なオーラを振りまいた。「メリー・ポピンズ」のようと称されたクラシカルな帽子は、サラ・カントのもの。

2日目も、夫マイク・ティンダル(44)とともに姿を見せたザラは、ローラ・グリーンのサテンドレスに、ジュリエット・ボッテリル・ミリナリーのエメラルドグリーンのヘッドピースで華やかなインパクトを添えた。
さらに3日目もホワイトレースドレスにエレガントなハットを合わせた可憐な姿を披露し、連日、メディアに絶賛されている。


初日、ディオールのコートドレスで参加したカミラ王妃。Photo:Getty Images

今回、豊かな表情を見せ、「まるでアニメのよう!」と注目を集めているのは、子どもの頃からポニーを愛し、馬に情熱を注いでいることで知られるカミラ王妃。

初日は、アイボリー色のディオールの特注コートドレスに、お揃いのハットとグローブを合わせて登場。国王の祖母の宝物で、エリザベス女王もお気に入りだったコートールド・トムソン・スカラップ・シェル・ブローチを身につけ、オマージュを捧げた。


2日目は着まわしを披露したカミラ王妃。Photo:Getty Images

2日目は、アンナ・ヴァレンタインの淡いピンクのコートドレスをセレクト。ロイヤルファンたちは、これが2018年5月ヘンリー王子(38)とメーガン妃(41)のロイヤルウェディングで着用していたものだと気づき、ネット上で話題に! 今回はヘッドウェアを変え、王室御用達であるフィリップ・トレイシーのベージュのハットを合わせた。

また初日は、ベアトリス王女(34)が夫エドアルド・マペッリ・モッツィ(39)とともに参加。ピンクの小花がプリントされたビューラ・ロンドンのハイネックドレスを着用。ジュリエット・ボッテリル・ミリナリーのピンクのヘッドバンドをアクセントにしている。


2日目は、国王夫妻がソフィー妃と観戦する姿が話題に。Photo:Getty Images

2日目にはエジンバラ公爵(59)夫妻も姿を見せ、ソフィー妃(58)はドラマチックな襟のついたスザンナのシルククレープドレスを着用。双眼鏡を手に、一喜一憂する国王夫妻とともに、熱心に観戦する姿が注目を集めた。
3日目は、ソフィー妃が父クリストファーさん(92)と一緒だったこともニュースに。

そして3日目は、国王夫妻が所有する競走馬が優勝。王位継承後、初の勝利となり、騎乗ジョッキーとともに喜びを爆発させた。

王妃はこの日、アンナ・ヴァレンタインの淡いグリーンのドレスとフィリップ・トレイシーのフェザーハットを着用。エリザベス女王が所有していたダイヤモンドのブローチをつけていたことから、幸運のお守りになったのではと報じられている。


4日目に姿を見せたウェールズ皇太子夫妻。Photo:Getty Images

そして4日目、ついにロイヤルファンお待ちかねのウィリアム皇太子(41)・キャサリン皇太子妃(41)が馬車に乗ってお出ましに。

キャサリン妃は、真っ赤なアレキサンダー・マックイーンの特注ドレスに身を包み、フィリップ・トレイシーのハットを被って、とびきりの存在感を発揮した。
なお、今年のロイヤル・アスコットは6月24日(現地時間)まで行われる。