息子も1歳3カ月。
そろそろ歯のケアが必要になるので、
先日、近所の歯医者さんに歯科デビューを果たした。
私が息子を抱っこする形でリクライニングの患者用の椅子に座り、歯科衛生士さんと歯科医師の丁寧かつ優しい診察を受ける。
そこで、先生から息子の仕上げ磨きのアドバイスを受ける。
「強くしちゃだめなんです。強くやるとブラシの先が広がってしまうから。落ち葉の掃除を思い描いてください。軽く箒で掃くでしょ。あの感覚です。強くやるとかえって汚れは取れない。歯もおんなじです。軽く磨いて汚れをとるんです」
ほぉおお。知らなかった。
強い力でしないと、汚れって落ちないんじゃないんだ。
普段の息子の仕上げ磨きはもちろん、自分の歯磨きについても思いをはせた。
ちなみに、私の歯は健康で、ここ10数年、いや20年は歯科にお世話になっていない。
産後も歯のトラブルは皆無。歯医者に行ったことがないものだから、磨き方のノウハウもない。
ひたすら強く磨いて、歯ブラシがすぐにだめになって、ダメになると、歯のざらざらが残って不快な感じ。
で、すぐに歯ブラシを新調。というのを繰り返してきた。
家に帰って、息子の仕上げ磨きはもちろん、さっそく自分の歯磨きにも試してみた。
落ち葉を掃除する感じ。あくまで優しく、軽く。
あら不思議。
へたり気味の歯ブラシで、少しざらざら感が気になっていたのに、アドバイスされたように磨いてみたら、ざらざら感が全くない。舌で歯の間をなぞってみても、なんだかすっきりしている。
すごい。
やっぱり、餅は餅屋だ。
息子のおかげで、図らずも歯磨きのコツをご教授いただけた。これなら、歯ブラシは長持ちするだろうし、歯ぐきの痛みや負担もないし、一石二鳥だわ。
そんなわけで、歯磨きの時間が楽しくなった今日この頃である。