村上春樹氏のブログを読むのが日課になっている。
『村上さんのところ』
最近は毎朝、スマホで一番最初に開く。
特効薬的アドバイスもないけれど、とにかく心地いい。真ん中に貫かれた硬い芯の周りにやわらかいものが覆われている、その感じがしみじみいいのだ。
ブログといっても、読者から送られた質問・相談メールに丁寧に返信するという体裁の期間限定のもの。毎日少しずつ更新されていて、5月上旬まで続くそうな。
十代の頃に読んだ『風の歌を聴け』や『ノルウェイの森』以来、氏の小説は読んでいない。
自意識が強い作品は、ヒリヒリするような読後感だったな。若者文学だと決めつけていたし、氏も相当にエキセントリックな人だと決めつけていたけれど、これを読むとね、いい意味でこの文豪のイメージを覆される。
訥々と淡々とした語り口と、非常に常識的な感じ。そして、回答がどこかユニークでウィットに富んでいて、しかも誠実で暖かい。
すごい人、一流の人というのは、どの分野の人でも、こういう普通っぽさの要素を大事にしてる気がする。いかにも、ではない、そのギャップがずるい。
何年かぶりに小説も読んでみようかな。
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『村上さんのところ』
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特効薬的アドバイスもないけれど、とにかく心地いい。真ん中に貫かれた硬い芯の周りにやわらかいものが覆われている、その感じがしみじみいいのだ。
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十代の頃に読んだ『風の歌を聴け』や『ノルウェイの森』以来、氏の小説は読んでいない。
自意識が強い作品は、ヒリヒリするような読後感だったな。若者文学だと決めつけていたし、氏も相当にエキセントリックな人だと決めつけていたけれど、これを読むとね、いい意味でこの文豪のイメージを覆される。
訥々と淡々とした語り口と、非常に常識的な感じ。そして、回答がどこかユニークでウィットに富んでいて、しかも誠実で暖かい。
すごい人、一流の人というのは、どの分野の人でも、こういう普通っぽさの要素を大事にしてる気がする。いかにも、ではない、そのギャップがずるい。
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