鮎川玲治の閑話休題。

趣味人と書いてオタクと読む鮎川が自分の好きな歴史や軍事やサブカルチャーなどに関してあれこれ下らない事を書き綴ります。

金鑚神社の夏越大祓。

2015-08-01 16:54:50 | 我が故郷・本庄


7月31日、若泉公園内を流れる小山川のほとりで、金鑚神社の夏越大祓神事が行われました。
夏越大祓は別名「夏越神事」や「六月祓」などとも呼ばれ、6月に行う神社も多いのですが、本庄では旧暦の関係からか7月末に行われます。

 



当日はこの形代に名前を書き、体を撫でてから河畔に建てられた「御仮舎」に納め、茅の輪を潜ります。
「場所」のところに書かれている「石尊下」というのは、一般に「石尊さま」という呼び名で親しまれている阿夫利天神社の下ということかな、と最初は思ったのですが、どうやら「石尊坂」と呼ばれている坂の下であるという意味のようです。ただ、どちらにしろ場所としては同じなので、あまり細かく考える必要はないのかもしれません。



「御仮舎」の中をもう少し詳しく撮ったものです。神棚のようなものが奥に設えられているのがわかります。
あそこに金鑚神社の御神霊が遷されるか何かして祀られているのでしょう。

本庄市の祇園祭。

2015-07-19 17:41:03 | 我が故郷・本庄






本日、7月19日は前日の18日から引き続いての本庄祇園祭の日となっています。
この祭りは元々本庄宮内少輔実忠が城下町の疫病避けの社として弘治2(1556)年に勧請した八坂神社(本庄市本庄3-7)の祭礼で、毎年7月14日から15日にかけて行われていたものなのですが、時代の移り変わりと共にその日程も変化し、今では海の日直前の土・日曜日に行われることになっています。
この祇園祭では八坂神社において獅子舞が奉納されますが、この獅子舞は寛文3(1663)年に始められたものと伝えられており、本庄市指定無形文化財となっています。

ところで、この本庄の祇園祭で特徴的なものとして、七軒町の「逆さ神輿」が挙げられます。
これは神霊の宿っていない神輿を、その屋根についている宝珠を外して逆さまにし、コマのように回すというもので、あらゆる邪気を封じ込めて磨り潰してしまうとされているようです。いつごろから始まったのかは詳らかではありません(単純に私が調べてないだけ)が、チラシなどには「日本で唯一!」などと書かれています。これも本当なのかどうか、私には判断のつきかねることですが。