本日新しく『新進軍歌全集』(昭和5年発行)というネタ本が届きましたので、そこから一曲ご紹介を。
曲名は「日本青年の歌」。ええ、「泪羅の淵に波騒ぎ」・・・で始まるあの有名な「青年日本の歌」と紛らわしい名前ですが、まったく別物です。作詞者、作曲者共に不明。
日本青年の歌
剣と鏡と玉との教(おしえ)
三種の神器は不朽に光る
心の姿を鏡に照(てら)せ
柔和は玉なり武勇は剣
日本の国民つとめて奮へ
日本の国民互ひに睦み
互ひに扶(たす)けよ日本の姉妹
内なる心の私欲の敵に
勝つとき運命汝に強く
無道は亡びん天地の定め
東西二つの文華の光
合せて美妙の粧(しゃう)をこらし
文武二つの翼に翔けて
かためよ金剛心と身とを
旭は向上無窮のしるし
二千の歳月歴史はながく
使命は新たの日本の譽(ほまれ)
八千余萬の兄弟姉妹(けいていしまい)
力を合せて遠きに進め
世界の平和は究竟(きはめ)の理想
軍歌というよりは国民歌の部類に近い気もしますが。
時代的には戦前の歌になりますので、あまり極端な国粋主義的感じはありません。
精々三種の神器のくだりがくどいかな、くらいのもので。
曲名は「日本青年の歌」。ええ、「泪羅の淵に波騒ぎ」・・・で始まるあの有名な「青年日本の歌」と紛らわしい名前ですが、まったく別物です。作詞者、作曲者共に不明。
日本青年の歌
剣と鏡と玉との教(おしえ)
三種の神器は不朽に光る
心の姿を鏡に照(てら)せ
柔和は玉なり武勇は剣
日本の国民つとめて奮へ
日本の国民互ひに睦み
互ひに扶(たす)けよ日本の姉妹
内なる心の私欲の敵に
勝つとき運命汝に強く
無道は亡びん天地の定め
東西二つの文華の光
合せて美妙の粧(しゃう)をこらし
文武二つの翼に翔けて
かためよ金剛心と身とを
旭は向上無窮のしるし
二千の歳月歴史はながく
使命は新たの日本の譽(ほまれ)
八千余萬の兄弟姉妹(けいていしまい)
力を合せて遠きに進め
世界の平和は究竟(きはめ)の理想
軍歌というよりは国民歌の部類に近い気もしますが。
時代的には戦前の歌になりますので、あまり極端な国粋主義的感じはありません。
精々三種の神器のくだりがくどいかな、くらいのもので。