鮎川玲治の閑話休題。

趣味人と書いてオタクと読む鮎川が自分の好きな歴史や軍事やサブカルチャーなどに関してあれこれ下らない事を書き綴ります。

大阪選挙で維新の会が勝利。

2011-11-28 08:21:23 | 政治
投票率も大幅に上がった! …といわれてますが、それでも6割なんですねえ。しょうもない。

個人的には維新の会の方針には概ね賛同します。大阪「都」という名称はどうかと思いますけどね。東京は日本の首都だから「都」といっておかしくない感覚ですが、大阪でそれをやられるといささか違和感がある。道府県に対する権限の付与強化でもいい気がするんですけどね。ま、地方自治法には「地方公共団体の名称は、従来の名称による。」(第三条第一項)と描かれてるわけですが。

公共団体が借金をして、その借金が前の借金の返済や「社会保障」と称するものに充てられてなんら有効に機能しないまま消えていく…という構図は、1970~80年代頃の東欧諸国を彷彿とさせます。あの辺の共産圏各国も西側の銀行から資金を借り入れては片っ端から食料価格の補填やらに使ってしまい、有効な投資が出来なかった。結果として借金は膨らむ一方だったわけで、こうなったらもう「社会保障」をある程度切り捨てるか、コストのかかる公営部門を切り捨てるかしないと立ち直れんのですな。
そういう意味で言えば、維新の会の方針にはかなり理があるといえます。

満州国臨時政府公式サイト、一時アクセス不能に

2011-11-22 17:42:42 | 満州国臨時政府
満州国臨時政府の公式サイトが、昨日から一時アクセス不能になっていたことが分かりました。
大清復国組織を通じて問い合わせたところ、Jason Adam Tonis首相がホスティングを更新しなかったことが理由であるとのことです。
11月22日午後5時46分現在、公式サイトへのアクセスは再び可能となっています。

追記:夜になり、再びアクセスが不能になりました。原因は不明です。

10式戦車はいらない子なんかじゃありません!

2011-11-19 09:24:35 | 軍事
鮎川が後期に受講している「法学B」の水島朝穂教授のサイトを久々にのぞいてみましたら、『戦車で「動的防衛力」?――北海道から』という記事が追加されていました。内容はリンクからご覧ください。

この記事の中で散々90式戦車は『誕生の瞬間から時代からずれた存在』『時代錯誤の代物』とけちょんけちょんに言われていますが、純軍事的に見れば90式は決して時代錯誤ではないんですね。むしろ90式になって初めて世界標準に追いついたと言ってもいいんです。
というのは、戦後初の国産戦車であり、戦後第一世代(米のM48や英のセンチュリオンなど)に属する61式戦車が就役した当時、世界的には既に戦後第二世代(米のM60や英のチーフテンなど)の戦車が開発され、もしくは配備されはじめていました。
その後日本で戦後第二世代に当たる74式戦車が開発された時期も第二世代としては最も遅い時期にあたります。
で、現在でもこの74式戦車が陸上自衛隊の主力戦車なんですね。一方、米国の主力戦車は結構前から第三世代のM1A1/A2エイブラムスとなっています。
要するに、これまでの戦後日本における戦車開発は常に世界標準から半歩遅れをとっていたわけなんですね。これまでのタイミングの遅れによる溝を一気に埋めたのが、世界最強クラスとも目される90式戦車なんです。

で、さらに水島教授の記事は現在の最新国産戦車である10式戦車にも言及。
なんとここで、水島教授は10式戦車の調達を『直ちに中止すべきである』とのたまうんですね。
理由は「予算がもったいない」「冷戦構造崩壊以降、戦車は抑止力の意味を持たない」から。

………バカジャネーノ?

戦車に限らず、あらゆる兵器というものはその時代の技術と工業力の結晶な訳ですよ。一度調達を打ち切って技術が損なわれてしまえば、それを元の水準にまで戻すと言うのは殆ど不可能と言っていい。
いい例が国産戦闘機の問題です。戦前~戦中は中島飛行機や三菱重工業が一式戦闘機「隼」や零式艦上戦闘機などの主力戦闘機を開発していましたが、敗戦後GHQは日本における航空産業を凍結。それ以降、現在に至るまで日本では純国産の主力戦闘機は作られていません。米国から横槍が入ることもありますが、技術的な断絶も見逃せない問題です。
ことこの手の問題に関して「予算がもったいない」という議論は通用しません。
「法学部出身の人間はたくさんいるから、次に必要になるときまで法学部を廃止します☆」って訳にはいかないでしょう?
研究しなければ技術は錆付くし、作らなければ工業力も錆付くんです。

それに、「今いらないから」といって「将来もいらない」とは誰もいえないんじゃないですか?
それは「今日潰れなかったから明日も潰れないだろう」といってる会社の社長と一緒です。事実認識として、世界平和なんてものへの道は進んでいない。国家間で経済的にであれ政治的にであれ摩擦があれば、それは将来的に軍事的衝突の切欠となり得るんです。
確かに国土防衛のスリム化は必要です。でもそれは平和憲法とか「大根派」論とかそういうどうでもいい見地からではなく、純軍事的な視点から討論されるべき話題ではないでしょうか。

ついでに言うとこの記事に載っている在東独ソ連軍の写真、別にこれ『ヨーロッパにおける国家間の戦車戦の終わりを象徴するもの』でもなんでもないと思いますよ。例えこれが中東戦争後の撤兵でも同じことをやったでしょうし、アフガンやイラクからの撤退でも同じことをやるでしょう。
キャップは取り外せるものだ…ということを、水島教授はもう少し考えてみるべきですな。

早稲田祭でしたよ。

2011-11-05 22:43:30 | 日記
早稲田大学では今日と明日の二日間が大学祭です。
うち、鮎川がサークルで参加するのは一日目のみ。戦史研究会で射的をやりました。ただし、ほぼ全員が何らかの軍装をして。
お客さんの入りは思ったより良かったです。無料だったのが良かったんですかね。

また、鮎川のコレクションを主とする勲章・記章類の展示や、普段サークルで行っている研究発表のレジュメの展示なども行いました。こちらも思ったより興味を持ってくださる方が多かったです。
それから結構軍装での撮影をお願いされることもありました。黙って撮っていく人もいれば一緒に写真を…とお願いして下さる方も。いやはや、面白いものです。

個人的にはこの手の趣味はもっと裾野が広がってくれた方がうれしいので、今日展示を見にいらっしゃって下さった方々の中で一人でも二人でもこちら側に興味を持ってくださればいいなあと思っています。大丈夫、怖くない(マテ

それから嬉しいというか予想外のことでしたが、なんとこのブログを見てくださっているという方が来てくださいました。ドイツ軍などが好きという事でしたので、是非その道を突っ走って東ドイツへと堕ちて下さい(マテッツッテンダロゴルァ
…えー、冗談はともかく受験頑張って下さい。

明日はフリー参加なので友人と一緒にワセケットでも覗いてこようと思います。