今回ご紹介するのは、満洲国の国策会社であった東辺道開発株式会社の内部雑誌『東辺道』に掲載されていた、東辺道開発株式会社の社歌です。
東辺道開発株式会社は1938(康徳5、昭和13)年に満洲重工業株式会社の子会社として作られた会社で、主要な業務は通化省の炭鉱及び鉄鉱山の開発。本社は通化にあり、専用の鉄道なども有していました。
東辺道開発株式会社社歌
一、東亜細亜の 黎明(あさあけ)に
王道の旗 進むとき
平和の春は 立ち返り
東辺道に 雲はなし
こゝぞ護国の先人が
貴き血汐 流せし地
二、古き歴史を深く秘め
山、紫に 水、碧く
清新の気の湧くところ
東辺道は 美(うま)し郷(くに)
今われここに 開発の
重き使命を 負ひて起つ
三、あゝ天恵の この資源
興亜の基(もとひ) 国の幸(さち)
生命(いのち)をこめて 拓くとき
東辺道は光あり
いざやはらから 声高く
永遠(とは)の栄(さかえ)を 謳はずや
全体的にそこまで満洲国っぽい感じはしません。一番の「王道の旗」がそれを感じさせる程度です。
あと、やはり気になるのは三番の「国の幸」ですね。一体どこの「国」を指しているのか…まあ十中八九日本のことなんでしょうけど。
東辺道開発株式会社は1938(康徳5、昭和13)年に満洲重工業株式会社の子会社として作られた会社で、主要な業務は通化省の炭鉱及び鉄鉱山の開発。本社は通化にあり、専用の鉄道なども有していました。
東辺道開発株式会社社歌
一、東亜細亜の 黎明(あさあけ)に
王道の旗 進むとき
平和の春は 立ち返り
東辺道に 雲はなし
こゝぞ護国の先人が
貴き血汐 流せし地
二、古き歴史を深く秘め
山、紫に 水、碧く
清新の気の湧くところ
東辺道は 美(うま)し郷(くに)
今われここに 開発の
重き使命を 負ひて起つ
三、あゝ天恵の この資源
興亜の基(もとひ) 国の幸(さち)
生命(いのち)をこめて 拓くとき
東辺道は光あり
いざやはらから 声高く
永遠(とは)の栄(さかえ)を 謳はずや
全体的にそこまで満洲国っぽい感じはしません。一番の「王道の旗」がそれを感じさせる程度です。
あと、やはり気になるのは三番の「国の幸」ですね。一体どこの「国」を指しているのか…まあ十中八九日本のことなんでしょうけど。