如月よ安らかに眠れ。過ちは繰り返しませぬから。
先日放送されて以来様々に論争を巻き起こしているアニメ「艦これ」の第三話ですが、私も昨日(正確には今日ですが)テレ玉での放送を視聴しました。普段は余りこういう形でアニメ各話の感想をまとめるということはしないのですが、今回に限っては少し書かせていただきたいと思います。
前提といたしまして、私は2013年5月5日にゲームの艦これを始めました。ゲームの運営が始まったのは同年の4月23日なので、まあ提督としては古参の部類を名乗っても許されるのでしょう。しかしながらログインに1ヶ月以上間を空けることもありましたし、2-4突破が2014年の6月20日だったり、そもそも未だに3-2未出撃だったりするので艦これ全般に関する知識はアニメでのご新規さんとあまり変わらないと思います。実際、如月の立ち絵がどんなのだったか今回のアニメまで忘れてましたし。
で、本題。
そういうほぼまっさらな状態でアニメ「艦これ」第三話を見た腹蔵ない感想としては、
「なんかいきなり取り上げられたモブがその話のうちに沈んだ」
です。これまで如月はモブ的に登場してはいたようですが(自分で確認してはいませんがそういうことを聞いたので)、別段話の内容には絡んできませんでした。しかしながら今回の話の冒頭で如月が登場して以来、突如として睦月は如月への想いを語り始め、木陰で吹雪と睦月を見守る様子がフォーカスされ、更には睦月によって「この作戦が終わったら話したいことがあるんだ」とご丁寧なフラグまで立てられてしまいます。
また今回の話では、赤城によって「艦娘はいつ沈むとも知れない存在である」ということが語られます。これもまた一種の死亡フラグではありますが、これに限って言えば如月に限らず吹雪を含めた艦娘全体に言える事でしょう。つまり、「艦娘は轟沈する」という前提の共有に関する部分であると言えます。
その辺を踏まえた上で総括しますと、この第三話は「如月轟沈のために作られた回」です。轟沈回です。しかも余り出来がよくありません。
何故そのように評価するかというと、如月の轟沈に至るまでの描かれ方が極めて中途半端だからです。
Twitterなどを見ると、この如月轟沈についての意見は大体以下のようになります。
まず、「艦娘の轟沈自体を許容しない」意見と「轟沈そのものについては許容する」意見。
また轟沈自体を許容する意見も、「轟沈に至るまでの過程が雑すぎる」という意見と、「雑であることにこそ意味がある」という意見に大別できます。
後者の意見については、「戦場であっさり死ぬことにこそリアルがある」「戦場における無意味な死は日常茶飯事」という理由が多く見られるようです。また、「史実でも駆逐艦如月はウェーク島で沈んでいるのでそれを忠実に再現しただけ」との意見も見られました。
私としては、艦娘の轟沈自体はそこまで問題視することではないように思います。原作となったゲームにも轟沈システムがある以上、それをアニメで描いたとしてもそれ自体が悪いこととは言えないでしょう。
ただ、轟沈を許容するにしても「戦場のリアル」論には今ひとつ賛同しかねます。というのも、この第三話において、如月の轟沈がそこまであっさりと無意味に描かれているとは考え辛いからです。あれだけ第三話の中で盛大にフラグを立てているということは、換言すれば如月の轟沈について何らかの物語性を演出しようとしているからです。確かに轟沈描写自体は敵航空機の爆撃によるあっさりしたものでしたが、その轟沈には睦月との「この作戦が終わったら」という約束や、赤城の「明日会えなくなるかもしれない」という台詞から演出される物語性が付与されているのです。ただ、その物語性の付与があんまりにもとってつけたように行われているので、視聴者の側としてはひたすらに戸惑う他無いのです。
あれだけ死亡フラグを立てておいて、如月の死を「戦場における一駆逐艦の無意味な轟沈というリアルさ」だなどとはとても言えません。かと言って、そこに付与される物語性を視聴者がきっちりと咀嚼する余裕があったかといえばそんなことはまったく無いわけです。轟沈回でいきなり睦月が如月如月言い出しても、前提となる知識が無い新規の視聴者にとっては「如月の轟沈に意味を与えるためにとってつけた設定」にしか見えないのです。
では、「史実に忠実な再現」という意見はどうでしょうか?
私はこれにも賛同しません。それは、アニメ「艦これ」には以下のような設定があるからです。
広大なる海に突如として蹂躙する謎の脅威「深海棲艦」が出現し、人類は制海権を失ってしまう。
それに対抗できるのは在りし日の艦艇の魂を持つ者達、「艦娘」だけであった。
特に下線部に注目していただきたいのですが、史実というのなら「人類が制海権を失った」史実などありません。また、「在りし日の艦艇の魂を持つ」という部分からは、アニメ「艦これ」の世界においては艦娘と歴史上の艦艇が完全なイコールではないということが読み取れます。
そもそも、史実という点で言うなら第三話に登場する「W島(呼称は「ウ島」)」のモデルとなったと思われるウェーク島の戦いには、アニメに登場した那珂や川内、神通などの艦艇は参加していません。ついでに言うと吹雪も参加していなければ、金剛や比叡などアニメで助っ人として参加した面々も参加していません。こうした点を無視して、殊更に如月が轟沈したという点のみを取り上げて「史実に忠実なのだからいいではないか」ということは出来ません。つまみ食い的に史実を引用するのならば、その取捨選択の自由は製作者側にあるからです。
また、この「史実に忠実な再現をしただけ」という主張をそのまま受け入れたところで、物語としての描写の雑さを擁護することは出来ません。一話や二話の時点で如月がもっと話に絡んでいてくれれば、私もここまでもやっとした印象を抱えることは無かっただろうと思います。
結論。「史実に忠実」も「戦場のリアル」も、「轟沈に至るまでの物語性の付与が雑すぎる」という意見を覆すには至らない。
伏線やフラグというものはそれなりの時間をかけて立てるからこそ有効に機能するのであって、一気に立てても視聴者が置いてきぼりにされるだけではないでしょうか。
色々と話題を提供してくれたまどか☆マギカもこの間めでたく最終回を迎えましたね。
鮎川は最終回終了後にDVDを予約しました。勢いで。
ところで、あの展開を見た方々の中には次の言葉を思いうかべた人も多いんじゃないでしょうか。
「旧神」もしくは「英霊」。
鮎川が思い浮かべたのは主に前者でしたが。デモベの監修は虚淵さんだしね。
まあFate/Zero書いてるわけだから英霊でも別に良いんでしょうけど。
ニコ動でもPixivでもこの手のネタはちょくちょくあるようで、特にデモベ好きの私としてはマジ歓喜です。
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「旧神」もしくは「英霊」。
鮎川が思い浮かべたのは主に前者でしたが。デモベの監修は虚淵さんだしね。
まあFate/Zero書いてるわけだから英霊でも別に良いんでしょうけど。
ニコ動でもPixivでもこの手のネタはちょくちょくあるようで、特にデモベ好きの私としてはマジ歓喜です。
という訳で以前の記事でも書きましたが鮎川は無い金をはたいて購入いたしまする。
しかもBlu-rayの方。再生環境もないのにね!
なんでそんな無謀なことをやるかというと、要するに製作側がBlu-ray=限定版みたいな方式にしてるからなんですよ。例えばDVDの第1巻封入特典がリーフレットのみなのに対して、Blu-rayの方はオリジナルサウンドトラック+8Pブックレット。おまけに第1巻に限って言えばDVDが6300円なのに対しBlu-rayは3150円という…まあ5、6巻辺りになってくると値段が逆転してくるのでこれは多分釣りだと思うんですが、なんにせよオタとしてはBlu-rayが買いだろうと。
ちなみに予約先は余裕でAmazonです。とらのあなとか行ってられるか!
こっちは全巻購入特典のベッドシーツよりも割引が欲しいんじゃ!
…あと、多分シーツはヤフオクで流れると思うんですよね。結構な割合で。
さて、親にPS3の購入を打診しますか…(マテ
しかもBlu-rayの方。再生環境もないのにね!
なんでそんな無謀なことをやるかというと、要するに製作側がBlu-ray=限定版みたいな方式にしてるからなんですよ。例えばDVDの第1巻封入特典がリーフレットのみなのに対して、Blu-rayの方はオリジナルサウンドトラック+8Pブックレット。おまけに第1巻に限って言えばDVDが6300円なのに対しBlu-rayは3150円という…まあ5、6巻辺りになってくると値段が逆転してくるのでこれは多分釣りだと思うんですが、なんにせよオタとしてはBlu-rayが買いだろうと。
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…あと、多分シーツはヤフオクで流れると思うんですよね。結構な割合で。
さて、親にPS3の購入を打診しますか…(マテ
結論:個人的には超・良作だが一般的には…どうなんだろう?
とりあえず原作エピソードの再現っぷりには脱帽しました。いやー、映像化するとあの兄妹ってあんなにキモチ悪くなるのか(褒め言葉です)。
奈緒の台詞回し速かったですねー。バスタオル巻いてぎゃあぎゃあ言ってるシーンなんかほとんど聞き取れませんでしたよ。聞き取れなくても問題ないようなシーンではありますが(笑)。
あと意外だったのがパンツ規制。いや、まさかあそこまで規制厳しいとは思いませんでした。何でペンギン…?
笑ったのはSM妄想部分。ほとんど見えないよ! ペンギンしか見えないよ!(笑)
これはもうDVDを買わねばなりませんな。決定。
全体的にかなりスピード感のあるアニメでしたねえ。なんだ、この手のアニメでスピード感って(笑)
原作読者は大丈夫だろうけれど初見には厳しい展開速度でしたかね。
次回も期待させてもらいましょう。さて、オフィシャルサイトに記念の何かをダウンロードしにいくか。
とりあえず原作エピソードの再現っぷりには脱帽しました。いやー、映像化するとあの兄妹ってあんなにキモチ悪くなるのか(褒め言葉です)。
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