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「ヘルプマン!! 2~3 高齢ドライバー編」くさか里樹

2018年02月08日 | 読書

 

【年をとっても車に乗りたい、でも……。認知症の症状が出始めた高齢ドライバー、本人は、家族は、介護の専門家はどう向き合うのか。(2巻)
認知症の症状が出始めた高齢ドライバーは、運転を続けるのか、それとも……。道交法改正のなか、ひとごとではない免許問題。(3巻)】

>認知症になったら運転しないほうがいいなんて勝手に決めつけるな。オレらはまだ何もわかっちゃいない!

”決めつけること”と、”押しつける(勝手に取り上げる)”ことが問題。でも、認知能力が低い時は運転はしないほうがいいと思う。認知能力が低ければ事故をする危険性が大きくなる(認知症と診断されてもされてなくても)。高齢だから、認知症だからだけではなくて、誰でも運転するときの認知能力がどうかが問題。

大事なのは、「自覚」と「危機意識」。

まあ、車の性能や自覚できない人が多いとか、社会の状態によっては、免許は(例えば)18歳~80歳までとか、終了期限を決めてもいいかもしれない。

父は自分で免許更新を止めました。だって、何回か物損したからね。人損になる前に自覚できて、本当によかった~。有り難いことです
でももし、周りが「やめろやめろ」って言ってたら「うるさい、バカにするな。まだいける」なんてなってたかも知れません。人間には「自尊心」があるからね。
大事なのは、いかに自尊心を傷つけず、自覚できるか、危機意識をもてるかということだと思います。

それに、車を手放してもワタシがいつでも「足」になれます
身体が弱くなった人は、歩いたり自転車に乗ったりが不自由で、「自由」がなくなるのですからそこは補ってあげなければ。「自由」がないのはつらいですから。お金があれば公共交通手段(バス、タクシーなど)使えますが、ない人も多い。周りの人が乗せてあげたり、社会が安い交通手段を提供したりしなければいけないと思います。免許を持たない子供は大人が乗せてあげるでしょ?当たり前のこと。

>安全のために免許を返せば幸せになれるのか?

返せば幸せ、ではありません。事故ることがなくなって”そのぶん安心”というだけ。幸せは、別の問題。
「クルマだけが楽しみ」という人は、他の楽しみを見つけることです。クルマに依存しなくてもいいように、生き方を考えること。強い依存症の人は、依存しなくても楽しく穏やかに暮らせるようにすることです。

父は、毎日の散歩を欠かしません。好きなテレビ(時代劇、鑑定団)を見ること、競艇の予想をすること(土日以外毎日舟券売り場まで自転車で行く)という楽しみがあります。有り難いことです。自転車が大変なときは、いつでもワタシが乗せていってあげるつもりです(舟券には乗せて行ってくれとは言わないなあ

ワタシも、車に乗れなくなっても大丈夫なように、今からちゃんと生きていたいと思います。(とりあえず、長く乗れるように頭も身体も健康でいなくちゃ)

人間関係が一番です。いたわり合って、仲良く穏やかに暮らすこと。
一人一人が、クルマに依存しなくても楽しく暮らせる社会になるといいな。

ひとつ気をつけたいこと。
ワタシは12.1%を、”わずか”とは思いません。ひとりでも、逆走したり事故にあったりしないように、みんなで工夫しなければいけないと思います。(認知症の人がみんな逆走するのではないと言うことには同意するけどね)

星4つ 

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2 コメント

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免許証返納 (都月満夫)
2018-02-08 13:44:16
北海道は車社会です。
車がなければ買い物にも行けない人がいっぱいいます。
しかも、人口密度が低いので公共交通機関も整っていません。
返せというのは簡単ですが、返すのは簡単ではありません。
以前、自分の旦那が認知症だと知っていながら、旦那の車で買い物に出かけていたおばあちゃんがいたという記事がありました。
それほど切羽つまった状況です。
何か良い知恵はないのでしょうかね^^
したっけ。
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都月さん、こんにちは。 (まる)
2018-02-08 15:04:50
本当に、不便な世の中になってしまいましたね^^;
家族や近所の人同士で助け合えればいいんですが。
乗り合い自動車を増やしてきめ細かくサポートするとか、買い物サポートとかを増やすしかないでしょうね。
ニーズがあるんだからもっとどんどん進めたらいいと思うのですが。
あと、市役所とかにお助けボタンで知らせて、ボランティアを派遣するとか。無料タクシーを廻すとか色々。
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