【あの町と、この町、あの時と、いまは、つながっている。
初めて人生の「なぜ?」と出会ったとき――きみなら、どうする?
一緒に立ち止まって考え、並んで歩いてゆく、8つの小さな物語。
失ったもの、忘れないこと、生きること。この世界を、ずんずん歩いてゆくために。
生きることをまっすぐに考える絵本「こども哲学」から生まれた物語と、新作「あの町で」を収録。】
よいこととわるいことって、なに? きもちって、なに? 知るって、なに? いっしょにいきるって、なに? 自分って、なに? 自由って、なに? 人生って、なに?
大人は答えられますか?
電車の中で、席を譲りたいけど譲れない子どもの揺れる気持ち。譲らなきゃ。でもなぜ?できない時もある。それってわるいこと?
好きってどういうこと?なぜ苦しいの?自分らしくがんばるって?がんばらなきゃいけないの?
”仲良し”グループの中で、これってほんとうに仲良しなの、仲良しって??と思う。
日本に生まれた子どもは難民の子より幸せ? 幸せって、何かと比べなきゃ見つからないの?
”人間って「不自由」だよなあ。・・・嫌な「不自由」もたくさんあるけど、気持ちいい「不自由」だっていくつもあるんだ。そんな「不自由」を楽しんで、味わって、生きていける「自由」が、俺にはある・・・ 「不自由」ってそんなに悪くない” (「自由って、なに?」)
今の学校道徳には、社会のマナーやルールについての内容もかなり占められている。けど、それって道徳?こういうことを学ぶ時間が確保されてるかな?ちゃんと”道徳”を学んだ大人になってるかな?
しっかり生きられてる?
道徳の副読本に推薦したいです。
子どもだけでなく大人も読んで一緒に考えたい。心に響くいい本です・・・。
星5つ
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