教師には教師の、親には親の役割がある。
親の役割は、子供に『道徳』を教えることだそうです。(「ブッダの智慧に学んで子育てのプロになる」アルボムッレ・スマナサーラ著)
明るく力強く生きていけるように、自立して自分の人生を歩いて行けるようにと願いを込めて。
決して、親の思い通りにさせようとか、親のロボットを作ろうとしてはいけない。子供は親の所有物ではありません。子供を子ども扱いしてバカにしてはいけません。子供には子供の人生がある、子供の生き方、権利がある。
大事な自主性、自発性が育つのを、自立していくのを邪魔してはいけない。子供は大人をちゃんと見ています。邪魔するやつか、信頼できる人か。
その道徳とは?(お守りです)
1. 他の生命の命を奪わないこと。
2. 与えられてないものを取らないこと。
3. 娯楽、楽しみに対して節度を守ること。
(理性的であること、不邪淫)
4. 嘘をついて他人をだまさないこと。
5. 調和を乱したり、仲たがいするような言葉や噂話をしないこと。
6. 他人の気持ちを傷つける、怒りの感情を表すような言葉を話さないこと。
7. 根拠のない、役に立たない無駄話をしないこと。
8. 実現不可能な異常な欲をもたないこと。
(ほどほどで。自制しよう)
9. 自己管理できない怒りが暴走しないようにすること。
(怒りのない思いやりのある性格をめざそう)
10. 事実に基づかない、確かめられない意見に固執しないこと。
(鵜呑みにせず確かめてみよう、試してみよう。わからないことはわからないと言えばいい)
どうやって教える?
親自身が道徳を守ることです!
親自身が自立したしっかりした性格をめざすこと。
その努力している姿を子供にお手本として示すんです。
自分が感情に負けて、欲に負けて、怠けている人間が、どうやって子供に教えることができるのか。偉そうにどの口が「~しなさい」「~しちゃいけません」なんて言えるのか。
まずは親が、大人が、よくよく自己を見つめて反省することだと思います。
反射的に、口汚く感情的に叱っている親を見ることがあります。いつも周りの批判をし、不満ばかり口にしている人も多い。育て方、子供との向き合い方がわからず、放棄する親もいる。心に余裕がなくて混乱しているのでしょうね。
・・・まずは自分です。他人事じゃありません。
がんばれ、お母さんお父さん!
がんばろう、大人!
(道徳を学校に任せていいのかな?しかも教科、ですか??)
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