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「邪悪なものの鎮め方」 内田樹

2014年02月14日 | 読書

また雪が積もってる。2月に入って2度目。今日は図書館に行かなきゃ・・・大丈夫かな

 

邪悪なものの鎮め方

【「邪悪なもの」と遭遇したとき、人間はどうふるまうべきか?「どうしていいかわからないけれど、何かしないとたいへんなことになる」極限的な状況で、適切に対処できる知見とはどのようなものか?この喫緊の課題に、ウチダ先生がきっぱりお答えいたします。村上春樹『1Q84』の物語構造、コピーキャット型犯罪が内包する恐るべき罠、ミラーニューロンと幽体離脱、被害者の呪いがもたらす災厄、霊的体験とのつきあい方から、草食系男子の問題にいたるまで、「本当ですか!?」と叫びたくなる驚愕の読書体験の連続。不透明な時代を生き延びるための「裏テキスト」。】

やっぱりウチダ先生は面白い。

ムズカしい言葉(カタカナ語)なんかが、けっこう出てきて??てところもあるけど、それはkindleの
辞書機能を使えばなんてことない。
内容は、お釈迦様が昔言われたようなことを、哲学的に、こむずかしく(複雑に?詳しく?丁寧に?)説明しているようにも思えるし、な~るほど、そうか~!そうだよね~!ってことがたくさん。

むふって笑えるところもあり~の、ユーモアがあるんだよね、賢い人って。

で、邪悪なもの(きっと、他人の怒りとか?通りすがりの八つ当たりとか?じわじわ押し寄せる権力の支配??システム、なんかも入る)に出会ったときに、どう対処したらいいか。その答えは・・・

「礼儀正しさ」 と 「身体感度の高さ」 と 「オープンマインド」

 

>私たちは「父権制イデオロギー」に対する対抗軸として、「ローカルな共生組織」以上のものを望んで
 はいけない。
 「父」の増殖を止めるための言葉は・・・
 「私が今あるような人間になったことについて私は誰にもその責任を求めない」 その言葉を発見
  した人間だけに、「父の支配」から逃れるチャンスが訪れる。

>「システム」に対して、「被害者・受難者」のポジションを無意識に先取するものを「子ども」と呼ぶ。「シ
 ステム」の不都合に際会したときに、とっさに「責任者出てこい!」という言葉が口に出るタイプの人は 
 その年齢にかかわらず「子ども」である。 (どんなシステムにもそれをコントロールする、”責任者”など存在しないのだから・・つまり一人ひとりってこと)

>「説明できないものは説明しない」 「わからないことがあっても気にしない」

>私たちの社会では、「他者が何かを失うこと」をみずからの喜びとする人間が異常な速さで増殖して
 いる。
 「他人のパフォーマンスを下げる」ことを通じて、今日の地位を得てきた・・・そのような人々に「他人の 
 パフォーマンスを上げる」方法について妙案があるはずがない。(競争社会だからね。悲しい社会・・・)

>「いいから、少し頭を冷やせ」というメッセージが政治的にもっとも適切である場面が存在する。そのよ 
 うな「大人の常識」を私たちはもう失って久しいようである。
 「被害者意識」というマインドが含有している有毒性・・・
 「オレ的に、これだけはっていうコダワリがあるわけよ」「なめんじゃねーぞ、コノヤロ」「こんな日本に誰 
 がした」・・・「こだわり・プライド・被害者意識」は統合失調症の前駆症状。病気です。
 
(こういう人多いね)

「裁判が身近ではなく、わかりにくく、司法に対する国民のみなさんの信頼が低下している」と最高裁のHPで言っている(としか読めない)。「司法制度はうまく機能していない」なんて当事者が言うか?ふつう。
で、そのためになんで「素人」を使う?教育がうまく機能しないからって生徒を教員に採用する?医療制度がうまくいってないと言って患者を医療員にする?警察は?なぜ、裁判官だけが素人を採用するのか。凶悪犯を扱って市民がこうむるトラウマの影響はどうするのか?PDSDになったら「職務上知り得た秘密」をカウンセラーに話していいのか?(・・・みたいなこと。確かにな~、裁判員になりたくないな~)

・・・こんな感じ。

 

また、読んでみよう。何度も読んでみたくなる。

星4つ 

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