てくてく写日記G

蝶の撮影記録を中心に掲載

埼玉のウラゴマダラシジミ(交尾)など

2021-05-22 16:44:48 | 撮影記録

2021年5月22日

前日の予報では昼頃まで晴れでしたが、朝の時点では曇りになっていました。

雨も7時過ぎまで降っていました。

雨上がりの曇りだと厳しいですが、平地のゼフを撮影に出かけます。

最初にウラゴマダラシジミを探します。

何度か飛び出しましたが、撮影できる位置に降りてくれません。

移動してウラナミアカシジミを探します。

最初に飛び出した個体は敏感で撮影前に飛ばれてしまいます。

近くの別個体は良いモデルになってくれました。

ウラナミアカシジミ(静止)

広角でも撮影です。

ウラナミアカシジミ(静止)

気温もあまり上がらずに発生しているはずのイチモンジチョウ、アカボシゴマダラなども飛びません。

移動直前に樹液にサトキマダラヒカゲが来ましたが、良い写真は撮れませんでした。

移動先は近場の公園です。

期待は昨年ポイントを教えてもらったミズイロオナガシジミでしたが、撮影できたのはウラナミアカシジミだけでした。

ウラナミアカシジミ(静止)

最初の場所へ戻ると、曇りなので時間は早いですが雄が活動しています。

あいかわらず止まりませんが、低い位置に白い蝶が見えました。

斜めから見えたので、雌が止まっているかと思って確認すると待望の交尾でした。

ウラゴマダラシジミ(交尾)

新鮮な雌が前なのも嬉しい形です。

ゼフの中では交尾が観察しやすい方のようですが、毎年3回は可能性のありそうな時間帯に探しても撮影できずにいました。

苦労した分、喜びも大きい撮影です。

形が悪くなったので、少し刺激すると雄の方が前になってしまいました。(笑)

やはり、だいぶスレています。

ウラゴマダラシジミ(交尾)

早めの交尾解消で雌が残りました。

当日羽化で、直後の交尾成立ではないかと思います。

うっとりする美しさです。

ウラゴマダラシジミ(静止)

開翅を待ちますが、LEDライトでも駄目でした。

待っていると開くか飛ぶかという雰囲気でした。

開いてから飛ぶのを期待しましたが、飛んでしまいました。

そのままなら近くに止まったと思いますが、雄が絡んで遠くへ行ってしまいました。

その後も少し探しましたが、撮影チャンスはありません。

交尾だけで十分なので早めに引き上げて祝杯です。

 

NOTE掲載の第96回はキチョウです。

NOTEに掲載したキチョウの記事

 


埼玉のヒメジャノメなど

2021-05-21 05:28:28 | 撮影記録

2021年5月20日

これまでは上旬、中旬、下旬と撮影日を記載していました。

特に開発の仕事をしていたときに関係者がもし見ていたらと思って正確な日付は記載しないようにしていました。

今はその必要はないので、当面は撮影日を記載するようにします。

本当はアカシジミを撮影した場所へ行きたいのですが、時間的に厳しいので、昼にミドリシジミのポイントへ行きました。

ミドリシジミはまだだと思いますが、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミを期待しての訪問です。

多いのはヒメジャノメでした。

ヒメジャノメ(静止)

スレている個体もそれなりに観察できるので、ミドリシジミも発生しても良さそうな気もします。

ヒメジャノメ(静止)

開翅は結構スレています。

ヒメジャノメ(静止)

雨上がりなので当日羽化でないと難しいかと思いましたが、時間も40分程度なのでゼフは見つかりませんでした。

ちなみに、今年は入ることはできますが駐車場は全て封鎖されているので、ミドリシジミの時期にどうするか迷います。

 

週末の日曜日は微妙な天気でしたが、秩父方面へ行きました。

ここの駐車場も使えない状況でした。

ヒョウモン類のポイントだけ駐車できましたが、期待したより天気は回復しませんでした。

ウツギも咲いていませんし、ヒョウモン類も活動しませんでしたが、苦戦していたコジャノメを撮影できました。

コジャノメ(静止)

この日は道の駅に新店がオープンした麺処 青野へ行きましたが、少し出遅れました。

寄居の店は2回ほど行こうとしましたが、待ち時間が長すぎるので諦めています。

この日も行列で昨年の開店から気になっていた「らぁ麺 大金星」へ行きました。

醤油ラーメンですが、美味しかったです。

常連の客が話しかけて調理しながらの対応はコロナ対策としてはマイナスですが、適当な対応もできないでしょうから仕方ないですかね。

らぁ麺 大金星の醤油ラーメン

麺処 青野はまた挑戦しようと思います。

少し前に行った毛呂山の大海軒で食べたワンタン麺です。

11時開店のはずですが、もう開店しているようです。

ここも一度行ったときは行列で諦めましたが、この日は大丈夫でした。

大海軒のワンタン麺

人気のワンタン麺ですが、少し量が多いです。

中華そばは小盛がありますが、ワンタン麺は無さそうです。

普通の店の大盛り以上のボリュームでしたが地元の方に人気の店のようで、年配の方も普通に食べていました。

八王子にも系列店がある、永福町系ということですが、何か永福町系か分かりません。

昔ながらの中華そばという印象です。

毛呂山は特別な有名店はないですが、ひそかな激戦区のようで、他の店も駐車場は満車でした。

週末は予報が良くなって両日撮影を楽しめそうです。

とりあえず出遅れている平地のゼフからですね。


北アルプスのクモマツマキチョウ②

2021-05-16 20:30:48 | 撮影記録

2021年5月中旬

交尾以外の雄の写真を掲載します。

100-400mmズームを頑張って使ってみましたが、蝶をファインダーに捉えるまでに時間がかかり苦戦していました。

400mmズームは遠くでしか撮影できないゼフなどの撮影では有効だと思います。

ただ、撮影チャンスを逃しては意味がないので、リーズナブルな価格の75-300mmを導入しました。

ところが、こちらはファインダーには捉えてもAFでピントがなかなか合いません。

交尾はゆっくり撮影できますが、吸蜜ではかなり撮影チャンスを逃したと思います。

 

翅を開いてカキドウシでの吸蜜です。

左の後翅が欠けているようにも見えますが、拡大すると縁毛が黒くなっているようです。

クモマツマキチョウ(吸蜜)

翅表と翅裏を同時に撮影したい蝶ですが、これだと頭部が見えません。

クモマツマキチョウ(吸蜜)

逆向きに撮影したいですが、前述のように撮影チャンスを逃しているかもしれません。

他の花でもタンポポとスミレで一度吸蜜しましたが、撮影できませんでした。

タンポポの方はAFが正常なら撮影できたかもしれません。

もっとも、タンポポはこの場所ならではで、やはりスミレやハタザオなどで撮影したいところです。

吸蜜後の飛び立ちは連写での撮影です。

クモマツマキチョウ(飛翔)

この日の撮影は何度も吸蜜をする雄の撮影がほとんどだと思います。

この場所は今までも他の場所に比べて吸蜜する確率が高い印象ですが、これだけ撮影チャンスの多い雄は初めてです。

雌を探しての飛翔も吸蜜もしないで止まることも何度かありました。

おやすみモードのところはニリンソウを背景に入れて撮影しました。

この場合はもう少し花が分かる程度のボケが良かったかもしれません。

クモマツマキチョウ(静止)

翅を開いての静止も何度か観察しています。

クモマツマキチョウ(静止)

 

AFの件はカメラのファームウエアをアップデートしても変わりませんでした。

それにしてもmacかwindousで専用アプリをインストールしないとアップデートできないのは面倒です。

NiconではSDカードにファイルをコピーする手順だったと思います。

PCを持っていない人もいるので、スマホのアプリなどでアップデートできる形式が良さそうですが、難しいのでしょうか。

今日はAFとMFを併用できるモードで試しましたが、一発でAFで撮影するのに比べると時間がかかります。

他の2つのレンズでは大丈夫なので、レンズの不具合かもしれません。

サポートに問い合わせてみるつもりです。

小さくて軽いので、使えるようになれば普段の撮影では十分かと思いますが、画質的にはそれなりのようです。

 

NOTE掲載の第95回はエゾミドリシジミです。

NOTEに掲載したエゾミドリシジミの記事


北アルプスのクモマツマキチョウ①

2021-05-15 21:32:07 | 撮影記録

2021年5月中旬

土曜の関東の予報は曇りになってしまいました。結果的には晴れ間もあったようです。

クモマツマキチョウもそろそろかと少し前からSさんに状況を聞いていましたが、水曜の時点で未発生とのことでした。

見送るつもりでしたが、金曜に発生したとの情報で出かけることにしました。

最初に以前に撮影した場所へ行きますが、どうも様子が違います。

後で確認すると以前はスミレが多く午前中から撮影できたポイントは流されてしまったそうです。

cactussさんが来るとの情報があったので、連絡すると別の場所へ行ったとのことでした。

それでも、こちらの状況も分かっているようで、飛んでいる場所を教えてもらえました。

 

おかげで撮影できましたが、先に雌と交尾の写真を掲載します。

雌は水路の上のハタザオに止まりました。

未撮影の産卵を期待しましたが、吸蜜でした。

クモマツマキチョウ(吸蜜)

カキドオシでも吸蜜です。

クモマツマキチョウ(吸蜜)

この雌に2匹の雄が求愛ですが、ほぼ飛び続けているので撮影できません。

10分近い求愛で、交尾済の雌かと思いましたが、産卵しなかったのも気になります。

ハタザオのところで3個体が絡んで止まりましたが、まともに撮れる位置でないのが残念でした。

片方の雄が諦めて残った雄との交尾が成立でした。

しばらく待って撮影しやすい形になりました。

クモマツマキチョウ(交尾)

反対からだと逆光気味で雄のオレンジが鮮やかです。

クモマツマキチョウ(交尾)

かなり時間が経ってからですが、角度が変わって水路を背景に撮影できるようになりました。

玉ボケが綺麗です。

クモマツマキチョウ(交尾)

昼頃になるとかなり雲が厚くなりましたが、少し離れたところで雌を撮影しました。

クモマツマキチョウ(静止)

近くに黄色いアブラナ科の花があり、飛んだ先にはハタザオも1株だけありましたが、産卵行動はなしでした。

 

情報をいただいたSさん、cactussさん、お会いした方々にはお世話になりました。ありがとうございます。

5年ぶりの訪問で午前中のポイントが変わって戸惑いましたが撮影できて良かったです。

交尾に関しては本当に相性のいい蝶です。


埼玉のカラスアゲハなど

2021-05-14 06:15:16 | 撮影記録

2021年5月上旬

渓流地帯で撮影した残りの写真です。

ほとんど吸水ポイントですが、トチノキの花ではカラスアゲハの吸蜜を撮影できました。

カラスアゲハ(吸蜜)

クロアゲハが吸水ポイントへ来たのは最初の頃だけでした。

オナガアゲハとクロアゲハを中心に撮影しました。

オナガアゲハ、クロアゲハ(吸水)

オナガアゲハは単独でも撮影できました。

オナガアゲハ(吸水)

ベニシジミも登場です。

吸水は撮影したことある気がしますが、あまり観察機会はないと思います。

ベニシジミ(吸水)

モンキアゲハが吸水しているところですが、これはカラスアゲハが主役の1枚かと思います。

贅沢すぎる脇役ですが。

カラスアゲハ(飛翔)

 

週末は土曜が晴れマークでしたが、曇りに変わっていました。

晴れてくれればいいのですが、予報が変わらなければ晴れそうな場所を探して出かけるしかないでしょうか。