モテットの雰囲気は何とも言えないですね。如何にも天空から降臨してきたような、深遠で、厳かで、重厚で、神秘的な音の響き、和声には、どのモテットを聞いても引き込まれます。このCDはピーター・ダイクストラ指揮、オランダ室内合唱団の「バッハ 6つのモテット」(CHANNEL CLASSICS:CCSSA 27108)です。録音も良くて、思わず何回も聞いてしまいました。ここ数日はこのCDを集中的に聞いていました。それと、このCDジャケットの紫がかった濃紺の色彩が非常に印象的で、この深海のような青紫色のイメージとモテットの雰囲気も非常に合っていて、とても気に入っています(ジャケットにうっすらとバッハの肖像画が見えるのもいいです)。いつも思うのですが、CDの装丁もコレクションする人にとっては重要ですよね。いいジャケットの音楽は、何となくまた手にとってまた聴きたくなる気分になります。