昨日は、日曜日にもかかわらず、終日8時間ぶっ続けでの講習会でお尻も痛く、クタクタで、その上、今日もそれなりにハードな日でした。ふーっ。
最近、スティーブン・イッサーリス演奏の「無伴奏チェロ組曲」(Hyperion CDA 67541/2)を聞いてから、以前から聞きたかって買いそびれていた、堤 剛さん演奏の「バッハ:無伴奏チェロ組曲全集」(SONY:SICC 756-7)(録音:1990~1991年)を買って聞いてみました。聞き始めた瞬間に、理屈抜きに“いい!”と思いました。今までの外人さんの演奏に比べて、音が明確で、メロディーも謳うようで、とにかく聞きやすいと思いました。一言で言えば、≪和の無伴奏チェロ≫でしょうか。抵抗無く、自然な演奏で、肩に力が入っていなくて、敷居も高くないような....、そんな感じです。片山杜秀さんの解説に、「斎藤とフォイアマンとピアティゴルスキーとシュタルケルを、日本的に円満に、和の心でもって、なだらかにつなぐ。それが堤のチェロなのだと思う。」と書いてありましたが、日本人にとって最も聞きやすく、分かりやすい無伴奏チェロ組曲のように思います。