今年もバタバタとしていたら、もう9月といった感じです。やっと休暇らしきものが取れそうです。今年は、バッハよりヘンデルを多く聴いてみました。ヘンデルのワンパターンと思えるオペラも、じっくり聴いてみると段々彼の世界に引き込まれていきます。人間そのものを生き生きと描いた作風はバッハとは正反対のようにも思えますが、ヘンデルがバッハと同様の立場(カントル)になっていれば、おそらくバッハにも劣らない教会カンタータを作曲したに違いないと強く確信しています。ずーっとヘンデルを聞いて、ふとバッハを聴くと、今まで気付かなかったバッハの奥深さを改めて感じます。