芭蕉のお宿つれづれ日記

松尾芭蕉が、奥の細道の途中二泊した旅籠の暮らしをご紹介。

桔梗の思い出

2007-09-14 22:27:40 | Weblog
ハギ キキョウ クズ  ナデシコ   オバナ オミナエシ  フジバカマ
風にそよぐその姿は、なんとも可憐、そしてはかなさを感じさせます。

京都の東山七条に智積院というお寺があります。
真言宗智山派の総本山。
成田山新勝寺は智山派の大本山になります。

智積院の寺紋は桔梗。

金堂への参道には3000本の桔梗が植えられています。
 
何度この智積院を訪れたことでしょう。
京都に行く度、必ずお参りします。

井筒屋の菩提寺は真言宗智山派なのです。

ツツジの庭園や長谷川等伯の襖絵などが有名なお寺ですが、
賑わっているのはその辺りだけ。

一歩寺の奥に足を踏み入れると、
参拝客の姿はなく、
静寂な世界が広がっています。

ただ風に揺らぐ桔梗の音だけが・・・。

桔梗の結界が浮世と仏の世界を分けているような、
そんな幻影を感じました。

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