芭蕉のお宿つれづれ日記

松尾芭蕉が、奥の細道の途中二泊した旅籠の暮らしをご紹介。

村上の旬の料理人!

2007-05-31 22:35:16 | Weblog
ご町内の割烹「新多久」さん。
その名前は村上人なら誰でも知っているほどの老舗です。

ここで腕をふるっているのは山貝真介さんと弟の亮太さんご兄弟。

そんな老舗なら高いんじゃないの?

いえいえ、そんなことはありません。
夜、3150円でコース料理(桃)が食べられます。

予約が必要なの?

いえいえ、予約はいりません。
ただし、予約すればより安心ですね。

敷居が高いんじゃないの?

いえいえ、そんなことはありません。
カウンターに座ると真介さんからお料理のことを説明してもらえます。

ようするに、お若い方々にもご利用しやすい「新多久」さんなのです。


真介さんはとにかく料理が好きで好きでたまらないそうです。
頭の中は料理のことでいっぱい。

ですから、真介さんの料理には魂がこもっているのです。

美しいという言葉がピッタリの店内で美味しいお料理、楽しいお話
そしてリーズナブルなお値段。
三拍子、四拍子も揃っているお店はそうありません。

ぜひぜひ、皆さん新多久さんに気軽に行ってみてください。


~オーストラリアの○澤様~
妹がお世話になっております。
そしてブログをご覧いただきありがとうございます。
帰国された際はぜひお立ち寄りください。

木漏れ陽を浴びて

2007-05-30 22:24:01 | Weblog
瀬波にある多岐神社をご存知ですか?
地元の人には「おたき様」と呼ばれています。

村上大祭で唄われる村上甚句の中にもうたわれています。
古くは源義経が奥州へ落ちる際、ここで休息し旅の無事を祈ったと
いわれています。由緒正しき神社です。

本殿の手前に滝があり、近づくにつけ涼やかな音が聞こえてきました。
階段を下りると、不動明王が鎮座しています。
訪れたのは昼の1時を過ぎてから。
木々の隙間から太陽の光がさし、滝つぼが照らされ
「神々しい」という言葉が聞こえてきました。

雑誌の取材に来られたお客様三人と一緒に訪れた多岐神社。
その存在はわかっていても一度もお参りしたことはありませんでした。
旅の方のおかげで、こんな素敵な場所があったことを知りました。

目の前には日本海が広がります。
こんなに素晴らしい眺めのところがあったとは・・・。

きっと義経の旅の疲れや不安を取り除いたのではないでしょうか。

芭蕉が訪れた瀬波とは、この辺りであったのではないでしょうか。

カレー句会大盛況

2007-05-29 23:27:47 | Weblog
カレー句会が無事終了いたしました。
お集まりいただいた皆さんは、総勢28名。

ナタラジャさんはナント新潟の店を閉め、スタッフ総出で来て下さいました。

井筒屋スペシャルターリーと名づけられたお料理は
・カレー4種
・プーリー(揚げたチャパティ)
・パパド(豆の粉の揚げせんべい)
・インドのピクルス
・ラッサム(辛くてすっぱいスープ)


後半はカレー句会を行いました。

村上俳句の会会員の方に選者になっていただき
選句の仕方を教わりながら、一位が決定しました。

俳句は初めてという方も、とてもお上手に詠まれて・・・。
俳句がとても身近なものに感じられました。

一位の方にはナタラジャさんで販売しているレトルトカレーセットが
賞品としてお贈りいたしました。

さて、その句とは!

井筒屋の茶の間にかけてあります。
興味のある方はのぞきにきてください。

ナタラジャさん、八十助さん、村上俳句の会のお二人、そしてご来店いただいた
お客様、誠にありがとうございました。

芭蕉も食べた冷麦

2007-05-28 22:45:36 | Weblog
芭蕉が村上を訪れたのは6月29日、新暦8月13日でした。
その日は雨で、翌30日のお天気は良かったようです。

曽良の旅日記に「帰、冷麦持賞」(宿に)帰って冷麦をごちそうになった、と
記してあります。

真夏にのどごしの良い冷麦はさぞかしおいしかったことでしょう。

昼からは瀬波に出かけています。

さて、井筒屋では冷麦を芭蕉定食の一品としてお出しすることにしました。
寒い日には温麺にして、暑い日にはきりっと冷たくしたものを
お出しいたします。(毎日ではありませんが)

少しでも芭蕉が村上で過ごしたことを
皆様に知っていただきたい、そんな思いからです。
 
昨日のブログでお知らせした「むらかみ芭蕉学会」でも
冷麦を食べ、芭蕉が訪れた場所を巡り一句!という活動を
予定しています。

29日(火)の芭蕉定食は、
温麺(みょうが・青じそ・青葉生麩)、みがきにしんと野菜の炊き合わせ、
くるみと小豆のおはぎ、になります。

おはぎのくるみダレ、餡ももちろん自家製です。

むらかみ芭蕉学会

2007-05-27 21:41:21 | Weblog
水芭蕉をめでる会ではありません。

カレーを食べて一句とか、芭蕉になったつもりで歩いてみよう、など
楽しく活動をしながら、芭蕉と村上に関わりや、芭蕉の俳句の世界を
覗いてみましょう、という会です。

なんだか堅い感じの名前ですが、中身は村上芭蕉楽会といった感じです。

ちなみに私、俳句のど素人です。一度も作ったことはありません。
そんな人間が代表ですから、どんなに気楽な会か、ご想像いただけると思います。

ただいま、会員募集中です。
芭蕉や俳句に興味のある方、興味はないけどちょっと変わった楽しいことをしたい方、大歓迎です。年会費などは特にいりません。

月に一回程度集まって、芭蕉を身近に感じてみませんか?

お問い合わせは井筒屋までお願いします。
℡0254-53-3020 メールizutsuya@room.ocn.ne.jp
このブログのコメントでも結構です。





ブログを見ました

2007-05-26 22:17:26 | Weblog
数日前にローズマリーのマフィンを試作したことをご紹介しましたが、
そのブログをご覧になったお客様から、
「ローズマリーのマフィンをください。」というご注文をいただきました。

店頭には並んでいないので、一日お時間をいただき、
今日作りたてをお渡ししました。

地元新聞にマフィンを取り上げていただいてから、ご注文いただくことが
多くなり、とても嬉しいです。

すっかり気をよくして、甘くないマフィンのレパートリーを増やそうと
日夜(ちょっと大げさですね)試作、試食を繰り返しています。

甘くないマフィンは、しばらくご予約いただいてお作りすることに
なりそうです。興味のある方はお電話か直接店主までお尋ねください。

お飲物ですが、チャイよりはローストの強い井筒屋のコーヒーに
合うような気がします。朝ごはん代わりに食べていただきたい
マフィンです。

なぜ松尾芭蕉は・・・?

2007-05-25 23:33:19 | Weblog
松尾芭蕉にとても造詣の深いSさんから興味深い話を聞きました。

芭蕉を奥の細道への旅に駆り立てたのは、源義経への想いであったのではないか・・・。

平泉を訪れた時、芭蕉が先ず訪れたのは義経自刃の地である義経堂でした。
光輝く中尊寺ではなく、義経が最期を迎えた場所で、
「夏草や つわものどもが 夢のあと」と詠んだ芭蕉は、旅の目的を達成したという安堵感にかられたのかもしれません。

そういえば、「松島や ああ松島や 松島や」の句を芭蕉が詠んだというのは
間違いだとか。すっかり信じていました。

これから芭蕉と曽良について勉強するつもりです。
奥の細道において村上でのことを記述しなかったのは何故なのか?
本当に体調を崩していたからなのか?

なぞが深まります。
このミステリーを一緒に謎解きしてみませんか。

東北ドライブ情報

2007-05-25 07:14:40 | Weblog
東北の緑は今が旬。
紅葉も美しいですが、これから生い茂ようという
勢いが青葉から感じられます。

村上から日帰りでドライブを楽しめるところを
ご紹介します。

山形県上山市。ご存知上山温泉、上山城、斉藤茂吉記念館などの定番の
見所に加え、武家屋敷のお庭が公開されていて、観光客に人気です。

まち中に「まちづくりセンター」があり、いろんな情報をもらえます。

上山はホップの生産地で、そのホップは大手メーカーに納入されている
そうです。

そこから少し走ると楢下宿という宿場町があります。
静かな静かなところですが、その手前になんだか人で賑わっている
ところが・・・。

こんにゃく番所というこんにゃく料理を食べさせてくれるお店です。
あまりにも有名な丹野こんにゃく屋さんのショールームを兼ねたお店で、
びっくりするほど多様なこんにゃく料理が食べられます。(購入もできます)

社長の丹野さんは実に研究熱心で、研究研究の毎日だとか。
頑固一徹といった印象を受けましたが、実はとても気さくな方。

ただし!とても人気があるのでお食事の際は予約されてからの方が
待たずにすみます。



お茶の天ぷらを食す

2007-05-23 21:28:01 | Weblog
お茶の葉をいただきました。

それを天ぷらにして食べました。

ほのかにお茶の香り、そしてにがみが感じられ、
あ~新茶の季節だな・・・としみじみ思いました。

山菜もひと通り食べつくし、今は筍とわらびの時期ですね。
 
筍は毎日のように掘りたてをいただきます。

茹でた筍を、オリーブオイルでこんがり焼いたものも、
なかなかのお味です。(味付けは塩。にんにくも一緒に焼いて。)

筍もわらびもアク抜きをしなければなりませんね。

野菜のアク、日本では丁寧に取った方がよいとされていますが、
インド料理では、アクは旨みと考えられ、アクを取ることはないそうです。

ところ変われば・・・です。



大好きなローズマリー

2007-05-22 22:14:33 | Weblog
ハーブの中で一番好きなのはローズマリーです。

昨日、ローズマリーのマフィンを作りましたが、
ぜひ、マフィン好きのお客様に食べていただきたい
満足のいく仕上がりでした。

クッキーやパン、そしてケーキの生地にも入れますが、
実は豚肉にとっても合うのをご存知でしょうか。

オリーブオイルで、塩・胡椒で味付けした豚バラ肉を焼いただけの
簡単料理も、ローズマリーを入れると、まるでイタリアの家庭料理に
なってしまうのです。


オリーブオイルにローズマリーとにんにくをつけたハーブオイルを
常備しておいても、料理の幅が広がると思います。

ローズマリーの精油には頭をスッキリさせる働きがありますが、
血圧を上げる働きもあるそうなので、血圧の高い方はご用心です。

乾燥させたものでも香りはしますが、やはりフレッシュなものには
かないません。興味のある方はホームセンターなどでご購入されたら
いかがでしょうか。