ゴールデンウィークの最終日である、平成30年5月6日(日)。
(参照:チャツボミゴケ公園配布パンフレットより)
数年前から話題となっている「チャツボミゴケ公園」へ自動車で行った。
草津温泉方面から20分程でチャツボミゴケ公園の入口に到着。しばらく未舗装の道を走った。
新緑の木々のトンネルも楽しい。
場所は、中之条町最奥部、入山地区西端の群馬鉄山跡地を緑化して造成された。
その昔は、六合村だった。
アクセスは、車なら関越自動車道 渋川伊香保IC からか、上信越自動車道 軽井沢ICから行くことが出来る。
途中の案内看板がしっかり設置してあったので、初めてだったが迷うこなく行けた。
少し走ると、真新しい建物が現れた。
係員の誘導に従って駐車場へ。
一番近くの「第1駐車場」は、広くて舗装したてのように綺麗。
こんなに綺麗なのに、無料駐車場。
「第2駐車場」、「第3駐車場」も整備されていた。
「受付」と書かれた建物へ。
事務所的な建物なのだろう。
案内看板の誘導どおりに、建物の中へ。
(参照:チャツボミゴケ公園配布パンフレットより)
入園料は、500円。
(参照:チャツボミゴケ公園配布チラシより)
受付のお姉さんが、案内図を使って説明してくれた。
ここから「チャツボミゴケ群生地」までは、約1.3キロ。
シャトルバスで行くか、歩いていくかの方法がある。
ただし、歩いていくと上りの坂道でチョッと時間がかかるという。
建物前にある「シャトルバス乗り場」へ。
乗り場で迎えてくれたのは、「シャトルバス協力金箱」。
ここで100円を入れると、往復乗れる。
待たずに、シャトルバスがバス停へ到着。
バスに乗車して、約2分。
乗客6人の貸切状態で、出発してくれたのがうれしい。
バス乗り場の反対側に「登山口はこちら」看板が設置されていた。
歩いていくなら、ここから登山道を進むのだろう。
バスの車窓からは、新緑の木々景色。
バスの中では、TVモニターで観光案内ビデオを放映してくれた。
「なかのじょぉ~は、」というバックミュージック的な曲が癒しの空間を連想させてくれた。
滝のような川が見えてきた。
この川の上流にら「チャツボミゴケ群生地」があるという。
「穴地獄バス停留所」に到着。
バスを降りた。
(参照:チャツボミゴケ公園配布パンフレットより)
これから、徒歩で向かっていく。
少し上り坂の砂利道を進む。
川に沿って歩いていく。
(参照:チャツボミゴケ公園配布パンフレットより)
この先から「チャツボミゴケ」を見ることが出来る。
川の中に緑の“コケ”が見えた。
(参照:チャツボミゴケ公園内設置看板より)
この地帯は、火山性酸性水域という。
草津温泉のような、硫黄の匂いが漂っている。
尾瀬ヶ原のような木道が現れた。
先ほどの砂利より歩きやすい。
坂になると、階段になる。
左側に“コケ”を楽しみながら、散策。
「チャツボミゴケ群生」を囲むように木道が整備されている。
間近に「チャツボミゴケ群生」を見られる。
「チャツボミゴケの群生」は全国的にも極めて希少であるという。
流れ落ちる水との調和は、壮観。
石に生える”コケ”に魅力を感じてしまう。
素晴らしい~!
かつてこの地は、群馬鉄山と呼ばれ、国内第2位の生産量を誇る露天堀り鉱山だったという。
(参照:チャツボミゴケ公園配布パンフレットより)
パンフレット記載の当時の写真風景が想像できない。
見ていると”コケ”の魅力に魅せられていく。
偶然にも、YAHOO!ニュースで紹介されていた。
絶景ポイントには、木道が整備され、ゆっくり見られる。
小さい滝のような奥にも”コケ”が生息していた。
想像していたより、感動してしまった。
「チャツボミゴケの群生」の余韻の中、ゆっくりと砂利道を下っていく。
途中、右側に滝が見えた。
「穴地獄バス停留所」には、マイクロバスが停車していた。
真新しいマイクロバスは、中之条町の観光箇所が表示。
乗車して数分。
4人しか乗っていないのに、出発してくれた。
バスは、2台が運行し、お互い無線で連絡を取り、中間地点の広くなっている場所で、すれ違って運行していた。
マイクロバス発着所に到着。
受付の建物前には、休憩所も完備されていた。
夏には日陰で涼しい休憩所だろう。
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(参照:チャツボミゴケ公園配布パンフレットより)
パンフレットには、この鉄鉱石を運ぶために、その昔は鉄道が運行されていたという。
「チャツボミゴケ公園」の帰り道なので、寄ってみたい。
最近、復元されたと話題になっていたので、駅舎は真新しい。
太子線は、戦時中に鉄鉱石を搬出するために開業した貨物専用線で、戦後、旅客輸送も行われたが、昭和46年(1971年)に廃線となった。
入館料は、200円で当時の写真や生活用品などを展示していた。
場所は、群馬県吾妻郡中之条町大字太子254
復元されたホーム
復元されたレール
硫黄の匂いの中、光を放つような”緑”のチャツボミゴケ群生は、魅力的な空間だった。
機会がありましたら、ぜひ、行って見て欲しい。