道しるべ 2008-07-23 22:10:23 | 想 そうね 私が今を生きるのは 時の流れの中 たくさんの出会いと たくさんの思いと たくさんの心を … 伝えるため 風の声や 雨の歌 お日さまの眩しさや 白い雲 私が生きた たくさんの時間を … 伝えるため 道が続くその場所へ 行くにはまだ少し 時間がかかるから 楽しい話をたくさん 持って行きましょう 悲しい話しだって 少しは聞いてくれるかしら 忘れてないわよ 私の 小さな道しるべ 私が今を生きるのは あなたに たくさんの想いを 伝えるためだから
二日月 2008-07-11 20:39:15 | 想 細い光の涙を流し 夜の空に消えてゆく あなたはまるで 二日月 白いその手で すくったものは 指の間から こぼれ落ちる 星の砂 暗い夜が 悲しくて うつむいて 小さな声で 泣いていた 手の中に 一粒残して 星の砂 握りしめ 胸に抱き 朝の光にとけていく 細い光の涙を流し 夜の空に消えてゆく あなたはまるで 二日月
浅い夢 2008-07-07 11:44:31 | 想 浅い眠りの暗闇に 開く扉の向こうから いつかの記憶が手招きをする 何も見えない暗闇の中 小さく響く足音は 消える事無い 悲しみを 光射さない暗闇の中 一輪咲いた赤い花 恐れを知らない 切なさを 途切れ途切れの 浅い夢 良い夢なのか 悪夢なのか 閉まった扉の前に立ち もうすぐ暗い夜が明けるのを ひとり苦しく待っている 浅い眠りの白い朝 ひとしずくの 悲しみと 手のひらに残る 切なさと 少しの気だるさで 目が覚める
くもの巣 2008-07-03 20:51:12 | 自然 ふ~っと。。。 息を吹きかけただけで こわれてしまいそうなくらい 小さな小さなくもの巣が もうすぐ沈んでいく 光に照らされ キラキラキラキラ。。。 虹色に光っていたの 触ってみようとは思わないけれど この世界には… 私達だけじゃなく たくさんの命が生きるこの世界には… 触れてはいけないものがあるんじゃないか 踏み込んではいけない世界があるんじゃないか って… キラキラキラキラ。。。 虹色に光るくもの巣を見ながら 思ったりしたの