ひなたぼっこねこ

のんびり のんびり
ひなたぼっこ。。。

明日…

2006-11-27 21:51:30 | 
           
           高校の時
           先生が授業中に話してくれた
           自分の恋物語…

           その時
           彼と彼女は付き合っていて
           とても仲良くて
           毎日がとても楽しくて
           きっと離れる事はないだろうと思っていた

           ある時彼は
           先生になるために
           遠く離れた所に行く事になった
           「一緒に来てくれる?」
           彼の言葉に
           「はい」と彼女は答えた

           その日
           駅のホームにふたり
           行く先の列車が目の前に止まった
           荷物を持ち
           ふたりで列車に乗り
           座席に座った

           出発を知らせるベルが鳴り
           ドアが閉じようとする
           その瞬間
        
           彼女は
           走って列車を降りた…

           
           こんな映画のような事もあるんだと
           その時の彼女の気持ちもわからないまま
           切なさと憧れを感じた

           ある時
           帰省する列車で
           偶然隣に座った人との話…

           「彼女はいるんですか?」
           の私の問いに
           「いるよ」との返事
           「結婚するんですか?」
           「なかなかそう上手くはいかない…」
           一緒にいたいと願うふたりを
           妨げる何があるんだろうと思った

           
           あの時の自分の歳の
           倍以上生きてきた今
           列車を降りた彼女の気持ちも
           何となく分かるようになった…
           自分が思うように
           人生は上手いかない事も
           たくさんあるんだと知った…


           時間の流れの中で
           今日分からない事が
           明日分かるかも知れない
           今日見えないことが
           明日になれば見えるかもしれない
           
           明日にはわからなくても
           いつか
           雲が晴れるように
           分かる時が来るかも知れない
           
           そう思うと
           明日という日は
           とっても素敵な日なんだと
           思えてきます
           
           
           
           

                    
           
           
           
           
           


 

きびしい…

2006-11-25 21:14:17 | 子ども

           きびしいです
           子ども達の目は…

           教室に入って来て
           顔をじ~~~っと見て…
         「今日、お化粧変!」
          
         が~~ん!!
            いつもと変わってないのに(心の声)

          「どうして髪形変えたの?」
         「結んでみただけだよ」
          「ふ~ん…」

         なになに???(心の声)

         「小学校の時は男の子と遊んでたよ」
          「え~!」
         「虫捕りしたり
              行っちゃいけないよ!という所に行ったり」
          「え~虫捕りしたの?」
         「そうだよ!ミミズなんかも探したりね!」
          「え~~~!!」
            「イメージ崩れた~~!!」

         イ、イメージって…
               どんな…(心の声)



         きっと
         思っているより
         よ~く見ているんですね
         子ども達って…
         いろんな子ども達に囲まれて
         じ~っと見て
         じ~っと見られて
         時々ドキドキしながら
         この次は
         どんな話をしようかしら?
         な~んて
         楽しんでます
         

         



                
          
 
           

いつも…

2006-11-22 16:34:57 | 記憶

          初めて貰った花は 
          赤い薔薇一輪

          学校帰り
          人通りの多い道は恥ずかしいから
          人の少ない道に入ってから
          自転車に二人乗り
          坂道はさすがに無理ね
          時々歩きながら
          何処かの家の窓の明かりに浮かんだ
          椿の花を見つけて
          「綺麗だね」
          話しながら帰った

          娘が生まれた日
          窓の外には桜の花

          息子の生まれる日
          病院に向かう車の窓から見えた
          これから満開になろうとする
          梅の花

          小さな手を握り
          黄色い蒲公英とふわふわの綿毛
          探して歩いた買い物帰り

          紅葉の頃
          七五三の写真には
          四季桜

          思い出には
          いつも花がありました
          これまでも
          きっとこれからも…

          とっても
          とっても
          恥ずかしがりやの人が
          「薔薇の花一輪下さい…」
          どんな顔して
          お店の人に言ったのかと
          時々心の中でうふふ…と考えたりします

          横目でチラッ…とその人の顔を見ながらね

          

          
          
          
    
          
          
          
           

冬支度

2006-11-17 20:19:59 | 日常

           以前から
           季節の変わり目は苦手だな~
           と思っていましたが
           今年はいつにも増して何か体調がおかしく
           大分お休みしてしまいました
           ふぅ。。。

           お元気でしたか?
           外に出てみれば
           木や草や
           空の雲や
           湖に遊ぶ冬鳥達が
           静かに
           季節が変わっていくことを
           教えてくれます

           我が家でも
           コタツを出しました
           お決まりのように
           みかんがのっていますよ
           みんなで
           お鍋を囲む事も多くなりました
           ほかほかの湯気が
           しあわせ~
           と言っているような気がします

           またぼちぼちと
           投稿していきたいと思います
           お休みしている日にも
           見に来てくださった方
           ありがとうございます
           
           風邪など引いて体調を崩されませんように
           みなさん
           気をつけて下さいね

           では
           また。。。

           

           

           

           
           


寒い日は…

2006-11-04 08:15:00 | 記憶
     
         いつからいたのか忘れてしまったけれど
         家には猫がいました
         ミィという名前の猫

         私が小学生の時
         ミィが子猫を生みました
         ダンボールの中を妹達とそ~っとのぞくと
         小さい子猫が3匹ミャ~ミャ~ないています

         「名前をつけようよ!」
         私達はいろんな名前を考えて…
         隣のお店にあった自動販売機のジュース
         ちょっとお気に入りだった
         カルピコソーダ (知ってる?)
         それでね
         カルとピコとソーダ
         っていう名前にしました

         少しして
         もらわれていった子猫たち
         家に残ったのは
         ピコ
          
         みんな猫が好きだから
         夕食の後は
         誰のお膝の上にピコがのるのか
         早い者勝ち
         かわいいかわいいピコ

         ピコが病気になって…
         いなくなってしまった時は
         かわいそうだから
         もう猫はいい…
         みんなそう思ったけれど

         やっぱり猫がいないのは寂しくて
          
         次に家に来た猫は
         少しシャムが入っているような
         すらっとした猫でした
         名前は…
         ピコにしました
         みんなも何だか
         元気になったようでした

         ピコおいで!
         今日は誰のお膝の上?
         夜になると
         そ~っとお布団の上に丸くなる
         寒い夜には
         そ~っとお布団の中に入ってくる
          
         下宿生活を始めてからは
         家に帰るたびに
         ピコ覚えてるかな~
         心配…

         ある日電話で 
         ピコ…
         悲しい知らせ

         そしてまた暫くして

         家の誰かが
         連れて来たって…

         ピコ?
         ううん…ごんた

         ごんた…
         ごんた?
        
         家に帰ってごんたに会った
   
         ごんた…だった

         ごんたは
         たぶんうちの猫…だったと思うけど
         他の家に行ってもご飯をねだり
         誰かの家の縁側でお昼寝をしたり
         どこかの家でいたずらをして
         こらっ!て怒られたりしていた
         でも
         怒られても
         にゃ~ん!と足にまとわり付いて
         ごわ~ん!!

         いたずらっこだったけど
         何だかにくめないごんた

         冬の寒い日
         ごんたがいなくなって
         みんなで探したんだって
         ごんたは
         家の掘りごたつの中で
         眠るように…

         電話で聞いて
         悲しかった

         ほんとにごんたは…
         ごんただよね~
         って今でもみんなで
         ちょっと笑ってしまう
         ごんたのいろんな思い出

         寒い日は
         お布団の中に
         ミィみたいな
         ごんたみたいな…???
         フカフカのにゃんこがいるといいのにな~
         って思います