足元には石っころがいっぱい
見ないふりして通り過ぎても
また同じような石っころを見つけるわ
あっちへ行けって蹴飛ばしたって
またすぐその石っころを見つけるの
手にとって
その石っころを見てみるといいのよ
石っころは
あったかかったり
つめたかったり
嬉しかったり
悲しかったり
優しい気持ちになったり
苦しくなったり
いろんな気持ちを教えてくれうと思うの
ちょっぴりでも何かを感じたら
その石っころを
そっと足元に戻すの
ありがとう
そう言って
そしてまた歩きだすといいわ
ちっちゃくたって
おっきくたって
自分の目の前にある石っころは
自分だけの大切な石っころ
見ないふりしないで
あっちへ行けなんて蹴飛ばさないで
見てみよう
いつか振り向いた時
その石っころは
キラッと光って
こっちを見てくれてると思うわよ