ベア日記

幸せ。嬉しい。楽しい。美味しい。 心が動いたことを綴っていきます。

「熱海殺人事件 ザ・ロンゲストスプリング」

2008-09-20 20:37:55 | 芝居
9/19-21 「熱海殺人事件」@滝野川会館
(吉田 栗林 大石 伊澤)
バージョンの違う「熱海殺人事件」は観ているけど、
このバージョンは、久しぶり。
そして、なぜ久しぶりなのかもわかる気がした。

当時のキャストの
真似しようとしても、真似できない強い個性。
申し訳ないと思いつつも、
成志さんが、春田さんが、銀ちゃんが、あつみさんが
浮かんできてしまう。

「こんなに台詞、多かったっけ?」というのも意外な印象。
長く多い台詞は、前へ前へエネルギーを乗せないと
流されて、うまく伝わってこない。

舞台の上の人数が少なくなって来ると、
なんだか客席で心細くなっていく
遠慮がちなキャスト?
大山がスキンヘッドでなかったのが残念。

伝兵衛は、40歳だったのよね。
水野は30歳なのよね。
二人の別れのシーン、きゅんとなった。

このバージョンならではの、美学。
もっと観たいなあ。
できればいろんな役者さんで...。









観劇ファイル!

2008-09-20 20:21:44 | 芝居

この新聞記事から始まった。
☆1991年春。
この記事を見て、ちけっとぴあに並ぶ。
そして、観に行った芝居で、つかワールドにはまる。
翌年春には、銀之丞さんが犯人役。

しかし、「記録」と「記憶」は違うものですね。
この新聞記事につか先生の写真があったと思い込んでいました。

☆1993年4月から11月。
毎月1から15日は公演、16日から末日までは稽古という
勝ち抜き演劇合戦。
場所は、両国シアターX。
モスバーガーとデニーズしか食事をする場所がなかった頃。

水野朋子婦人警官のような紺のリクルートスーツを着て、
午前中面接に行き、ランチをしてから、
夜の当日券の列に並ぶ。

もちろん、並んでいるのは私だけではない。
開場直前には、ビル風吹く中、長蛇の列。
あの方々は、いま何をしているのだろう?

読売新聞三面記事のトップに載っていて、びっくり!
このキスシートを狙って、当日券に並んでいる人が多かったというのに...
もちろん、私は、銀之丞さんが配るテレカシート狙い。

この当時の「熱海殺人事件」を観て、
懐かしくなって、膨大な観劇ファイルをひもといてみました。

15年前の芝居。
すっかり忘れていると思ったのに、1つ台詞を聞くと、
どんどん展開が見えて来る。

私にとって、「青春」って感じの芝居だったなあ。