(下重暁子著)
★★★★(ベアの満足度)
タイトルに惹かれて読み始めた本。
不必要なものをそぎ落とすのではなく、
気に入ったものを大切にすること。
まず、「持たない」ことを心がけたい。
しばらく開けたことのないクローゼットには、
思い出せないモノ達があふれていた。
思い出せなくても、気に入ったものなら、
再度仕舞うことなく、使おう。
生活の贅肉を落とす、流儀をもつ、豊かな生活、
美意識を取り戻す、シンプルライフ
どの章も心にすとんと入って来た。
現代の日本に失われたものは、何?
戦後の話を聞くと、
「捨てること」も「無駄にすること」も
とてつもない罪悪感にさいなまれる。
機械化によって生まれた時間は、有効に使われている?
好きなものに囲まれた空間を作れるよう、
「持たない」を自問しつつ、
まずは「処分」から始めねば...。