ベア日記

幸せ。嬉しい。楽しい。美味しい。 心が動いたことを綴っていきます。

「もたない男」

2012-02-28 21:43:45 | 読書

(中崎タツヤ著)
★★★(ベアの満足度)

流行の断捨離やときめきよりも
さらに究極の「捨て」本。

とにかくモノを持たない。
仕事部屋はまるで入居前の部屋。
家具も電化製品もなく、机と寝袋のみ。

いらないなあと思ったら、
部分的にでも捨てていくほどの潔さ。

ポリシーもあるんだかないんだか。
でも、この本を読んでいたら、
部屋中無駄なものだらけに思えてくるのが不思議だ。

彼の職業は漫画家。
締切間際に捨て始め、締切後には買い物をするのだから、
一種のストレスなのかとも思う。
ただ、買い物依存の女性だったら、買うだけで捨てることは
しないような気がする。

同じ品物を捨てたり、買ったりで
まったく男は...と思ってみたりの
ばかばかしさもあった。

でも、やっぱり私の所有物、多いからなんとかせねばと思った。

「12人の成年後見人」

2012-02-28 21:30:45 | 読書

(成年後見センター・リーガルサポート編著)
★★★(ベアの満足度)

先日の研修で紹介された本。

早速読んでみましたが...研修の話もあり、
どうしても成年後見人をお願いする側ではなく、
依頼される側に感情移入してしまい、
とってもしんどいなあというのが
率直な感想です。

成年後見人制度とは、
認知症や知的障害、精神障害などが理由で
判断能力が不十分な方を保護し、支援する制度(法務省HPより)

たしか、私が社労士試験の勉強をしていた頃(平成10年前後)に
出来た制度だったかと思います。

実際に後見人としてお仕事をされている方のお話に
現実をつきつけられた気がしました。
登記や証書の作成などの能力、
相続などの知識も必要なことがわかりました。

晩年をどう過ごすのか、誰に託すのか、
いずれ考えなくてはいけない問題なのだと思います。

加速的に進んでいる高齢化社会には、
不可欠な制度となってくると思いますが、
受けるだけの覚悟、私にはないなあ...。