★☆北区AKT STAGE
劇作家ワークショップ第1回発表会@ペガサスホール
7月の旗揚げ公演の前に
劇団員と演劇教室の参加者による発表会。
1時間10分の短いお芝居なので、
戯曲塾公演のようでした。
時間は短くても、凝縮された戯曲。
舞台は戦争中のとある町。
子供達に希望を与えたくて、
七夕に短冊に願い事と書くことを提案した教師、ミユキ。
戦後、大きな荷物を背負って復員した賢嗣。
彼を待っているはずのミユキ。
一緒に帰って来るはずだった仲間。
少しネタばれになりますが...
賢嗣の怒りと慟哭の力強い台詞に感情を揺さぶられた。
それを受けて、
前に進んで行くという
麻奈の希望の台詞がきらめいて聞こえた。
希望を残して去って行ったミユキには
無念よりも、深い愛情が...。
引き裂かれた2人は、まるで織姫と彦星。
今年の七夕には会えるといいな。
まわりのせいにしてはいけない。
生きているのだから、前に進んで行こうと
勇気をもらった演目でした。
個人的にこの時期に観られて良かったし、
劇団の出発にふさわしい演目でありました。
演劇教室を作った
つか先生は本当に偉大です。