
(東野圭吾著)
★★★★(ベアの満足度)
加賀恭一郎、初登場の作品。
本好きな人に勧められた作品に間違いはない。
「新参者」の原点はここにあった。
大学時代の加賀恭一郎に会えた。
大学四年の秋、男女7人のグループの1人の
女子大生が下宿先で亡くなった。
彼女の死を巡る卒業までのストーリー。
そして第二の事件が...。
昭和61年5月刊行の作品だから、携帯はもちろんメールもない。
人と会うには、人づてに言付けたり、家族に電話をつないでもらったり。
大学そば、下宿そばの喫茶店にいたら、誰かに会える。
そんな昔ではないのに、なんだか懐かしい時代の物語のようでした。
第1作目を読んだからには、「麒麟の翼」まで
全編制覇したくなりました。