
(林總著)
★★★(ベアの満足度)
サブタイトルが
「見えない未来にそなえる家計マネジメント術」
公認会計士さんが書かれています。
新幹線のグリーン車で、真希が隣り合わせたのが
石丸さんという紳士。
小倉までの5時間、
彼に(ドラッガーの本を引用し)家計管理を
教えてもらう。
マンションを買うため、両親に頭金のお願いのために
乗ったグリーン車。
毎月赤字で貯金を取り崩す日々。
さて、この結末は...。
ストーリーになっていると感情移入しやすいですし、
わかりやすいですね。
一般的な家計の数字も使われているような気がしました。
ただ、昨年末に出版された時期を考えると
二番煎じ的な感が否めません。

(酒井順子著)
★★★★(ベアの満足度)
大おばあさん時代を迎えてということで、
おばあさんを紹介し、
様々な角度からおばあさんを検証(?)するエッセイ。
まずは著者のおばあさんのご紹介。
もうすぐ100歳。
祖父の自伝から、祖母としてしか思ってなかったけど、
一人の女性であったことに気づく。
がばいばあちゃん、料理系おばあさん、姥捨て、
いじわるばあさん、森光子さん、庭系おばあさん、
作家、かしずかれるおばあさん、
生活系、旅をする、たたかう、アートと
切り口は様々。
孫を見守る優しいまなざし、凛とした姿勢、
家事を一手に引き受け、
家族、家庭を守り続けたおばあさん。
年長者として、敬う気持ちだけでなく、
おばあさんって本当にスゴい!
と思う本でした。
今日、「成年後見人制度」の研修会に行ってきました。
この本とスゴくリンクしてしまって、
20年後、日本の高齢化社会はどうなっているんだろう。
今以上に、おばあちゃんが強く、たくましくなっているのだろうか?
そして、何歳から、
おばあちゃんゾーンに入って行くのだろうか?
最近、洋服をどこで探したらいいのかなと
スゴく迷っていて、
でも、まだ商店街のブティックに入るには
若造だぞと勝手に思ってしまっていますが...。
さすが、「負け犬の遠吠え」の著者、
違う切り口で揺さぶりをかけてきますなあ。