トイレの“みつを”

“やまなし”のおばあちゃんちにいった。
おねえちゃんが、トイレからはしってきた…
おねえ　「ママ～、パパって、ちいさいとき“みつを”っていってたのかも。」
ママ　　「え～、ちいさいときから“みちお”だけど。」
おねえ　「だって、トイレに“みつを”ってかいてあったよ。」

ママ　　「あ～、“あいだみつを”さん？」
おねえ　「なんか“しょうがくせい（小学生）”みたいな“じ（字）”だし…」
パパ　　「あれは、いっしょうけんめい“れんしゅう”して、かいてるんだよ。」
ママ　　「パパの“じ（字）”かとおもった？」
おねえ　「うん。」
ママ　　「パパの“じ（字）”も、あんまりキレイじゃないしね…（ボソ）」
パパ　　「ママ…」
トイレの“みつを”は、パパじゃなかった。
パパも、“みつを”のようになれるかも…しれない。　

無事に…

パパが“スイカ”の“なえ（苗）”をうえてから、ずいぶんたつ。
せっせと“じゅふん（受粉）”して、せっせと“みず”あげて…
じゃじゃじゃ～ん！！

とりました、とりました。
ちなみに、“こだま（小玉）”じゃない。
パパがきってみると…

パパ　　「なかなか、あかくて…いいじゃない？」
おにい　「ほんとだ～！」
パパ　　「ほら、“おみせ”のとくらべて…あかい！」
ママ　　「ん～、そんな“き”もする…」（左がおうち、右がお店）

パパの“ほめるスイカ”を、たべた。
おにい　「あまっ！」

おとうと「あ～むっ！」　

おにい　「あ～、もっと、たべたかったな～！」
パパ　　「よ～し、“らいねん”はデカイのつくるぞ～！」
パパは“やるきマンマン”になった。
ひとつの“なえ”から、ひとつの“スイカ”…
コンクリの“うえ”でも、できるもんだ。