影響力

おにいちゃんは“としょかん”で、いろんな“ほん”をかりてくる。
“まんが”や“マジック”や“いご（囲碁）”や…
“まんが”の“ヒカルの碁”っていうのを、みてから“いご（囲碁）”がスキらしい。
おにい　「おれ、“たんじょうび”にね、“せんす（扇子）”と“いご（囲碁）”がほしい！」
ママ　　「…“ヒカルの碁”か。」
おにい　「いいじゃん。１００えんの“おみせ”に“せんす”あったし！」
ママ　　「…スキにしてください。」
おにい　「よっしゃ～！」
というわけで、１００えんの“おみせ”で“せんす”と“おりたたみオセロ・囲碁”をかった。
おにい　「あ～、なんか、あついな～（パタパタ）」
ママ　　「あついかな…」
おにい　「うわ～、これ、べんり～。すずし～。」
ママ　　「…よかったね。」
おにい　「おい、“オセロ”やろうぜ。」
おねえ　「いいよ！」

おにいちゃんは、はりきって“おりたたみオセロ”をやりはじめた。
おねえ　「うち、２こ、かった～！」
おにい　「…（ガシャガシャ）」
おねえ　「うち、ママとやりた～い！」
おにい　「…（ガシャガシャ）」
おにちゃんは、“オセロ”も“せんす”も…かたづけた。
“まんが”のようには…いかない。

姿勢

おとうとは、どこででも…ねる。

いつも、おもうけど…つかれないのかな？

なんで、そういう“しせい（姿勢）”なのかな？

ま、いいか。

望み

６がつに、おにいちゃんの“たんじょうび”があった。
“たんじょうび”のひに、いとこのママから“メール”があった。
“たんじょうびかい”をやるのか、というメールだった。
“たんじょうびかい”というものは、かんがえてなかったけど…
“たんじょうびごはん”たべるので、いとこのママにも“メール”した。
そしたら…いとこが、いとこのママのフリをして“メール”してたんだってさ。
というわけで、いとこもきて“たんじょうびごはん”した。
しあげに“デコ・ケーキ”つくって…

おにいちゃんは、“ケーキ・タワー”つくって…

たおれちゃって、ブーブーになって…

スイカ・ポンチで、ニコニコになった。

スイカ１だま、ぜ～んぶ…ポンチになってた。
みんな「もう、おなかに…はいんな～い！」「くるしい～！」とか、さけんでた。
“のぞみ”どおりにいかないコト、“のぞみ”どおりにいくコト…
ギッシリつまった“たんじょうびごはん”だった。
おにいちゃんが、まいにちハッピーなキモチでいられると…いいな！

寝る前の“昔話”

パパは、ねるまえに“むかしばなし”をよんでくれる。
おにいちゃんが“ようちえん”でもらった“むかしばなし”の“ほん”から、えらぶ。
パパ　　「へっぴりよめご。」
ぼく　　「へっぴり～！」
おねえ　「へ～！」
このとき、なんだか…たのしくなった。
パパの“むかしばなし”は、どんどんすすんだ。
パパ　　「その　への　でっかいこと。　ブッ　ブッ　ブブッ！　ボアーン！」
ぼく　　「ぎゃっはっはっは」
おねえ　「いやあああ～」
おにい　「ボアーン！」
“わらい”で、いっぱいになった。
“むかしばなし”がおわっても、もりあがった。
ぼく　　「ブッブッブッ　ボアーン！」
おねえ　「ボアーン！」
パパ　　「はい、おやすみ～」
“ねるキモチ”は、どっかにいっちゃった。

つぎのひ、おとうとがボソボソと…なにか、いってた。

おとうと　「ご！」

おとうと　「ええ～ん　ええ～ん」

おとうと　「ブッ　ボアーン！」
おとうとも、ちゃんと“むかしばなし”を、きいてたんだな…

“こころ”にのこる、“むかしばなし”だ。

おにいちゃんの“ぶどうパン”

おにいちゃんが“おうちしごと”で、“パンやき”をえらぶと…
かならず“ぶどうパン”にする。

しかも、“ぶどう”を“１ふくろ（１２０ｇ）”いれちゃう。
レシピには“７０ｇ”って、かいてあるけど…
ママ　　「“ぶどう”が、ちょっとしかないと…“ぶどうパン”じゃないよね。」
おにい　「ぜんぶ？」
ママ　　「うん、いれてみよう。」
これが、はじめての“ぶどうパン”をつくるときの“はなし”。
それから、いつも“１ふくろ”いれちゃう。
だから…

“ぶどうパン”は、きったところに“ぶどう”が…かならず、ある。
これが、“ぶどうパン”だ。
ぼくは“ぶどう”だけを、つまんで“おさら”に…のこしとく。
ママ　　「ちょっと～、それじゃあ“パン”じゃん。」
ぼく　　「くんは“ぶどう”が、たべたいの～」
ママ　　「じゃあ、“パン”にいれなくていいってこと～？」
ぼく　　「くんは“ぶどう”が、いいの！」
ママ　　「“ぶどうパン”なのに…」
そういえば、おじいちゃんも“ぶどうパン”がスキだよな。
いや、“ぶどう”がスキなのかも…