弁護女子。~越谷の女性弁護士の日々~

越谷市の弁護士(離婚・親権・面会交流・養育費・財産分与・不貞問題等を主に扱っております)の生井澤葵の日々を綴ります。

内縁関係について。

2014-10-14 | 【内縁・婚約問題】
ブログのカテゴリを・・・、

【婚約破棄について】【内縁・婚約に関わる問題について】

と変更しました


家庭の問題の多くは、婚姻関係にある男女を前提にしているケースがやはり多いものです

しかしながら、

家族の形態が多様化していく中で、

夫婦同然の生活を送っているけれども、

籍を入れていないカップルも増えてきているのが現実です



・・・ただし、法律が追い付いてきていないのと同時に、

・・・保守的な弁護士の方ですと、

内縁関係についての相談に対し、

かなり冷たい意見を持っておられると聞きます

その結果、

かなり悩んだ上で、

内縁関係についてのご相談を、こばと法律事務所に持ち込まれる方が集まっているような気もしています。

よその事務所でさんざんな目にあったにもかかわらず、

それでも弁護士を頼って、こばと法律事務所を頼ってくださって、ありがとうございます。



私の個人的な意見になりますが・・・

法律的に見れば、

最高裁の判例が出たことから、

入籍の有無は、夫(妻)が亡くなった時に、相続ができるか否かだけになったと感じています

(ロマンぶち壊しですが、入籍は、「あなたの遺産をいただきますわ」という法律効果が大きい)

相続の問題も、遺言を書けば、相当部分カバーできます。

生命保険の受取人等についても、入籍の有無は関係ないものが多くなっています。

女性の社会進出が進み、同時に、子供の数が減っている現在、

女性が結婚により当然のように名字を変えるわけにはいかない事情もあるはずです。

このように考えると、

内縁関係というカップルの形態もあってしかるべきかと。

ただ、

この点は、各人、そして弁護士の思想に大きく関わっている部分ですので、

どの意見が合っている、間違っているではなく、

思想が合う弁護士を探していただくほうが、精神的負担が少ないことに間違いありません。

そのような意味で、

こばと法律事務所のスタンスを、発信することにいたしました




【埼玉県熊谷市 熊谷駅前の法律事務所】

こばと法律事務所
弁護士  生井澤 葵(なまいざわ あおい)
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