弁護女子。~越谷の女性弁護士の日々~

越谷市の弁護士(離婚・親権・面会交流・養育費・財産分与・不貞問題等を主に扱っております)の生井澤葵の日々を綴ります。

またともに笑おう。

2019-05-12 | 司法試験など。


中央大学法科大学院の教室です

ここは、私が法科大学院生であった時に使っていたお部屋なのです。

そして今は私が授業をするお部屋となりました。



今日のテーマは法科大学院と私・・・の話なのですが、

学術的な話ではないので、法科大学院のカテゴリには入れていません

メランコリーな話です。



あおい先生、冷静になりなよ。

これまで 学術的な話ができたこと あったっけ???



・・・あら・・・。

ええっと・・・、

ほら、このブログは、親しみやすさをベースにしていますから


・・・私がこの教室で授業を受けていた頃(1年生の頃)は、

まだ大学生の延長のような気分が強くて、

過酷で熾烈な司法試験受験界に飛び込んだ意識があまりありませんでした



新司法試験が始まる前ということで、

新司法試験経験者の方のお話を耳にすることもなく、

のんびりしていましたね・・・。

当時の私と比べてしまうと、恐らく今の学生さんの方が、

過酷さについて意識が高いかもしれません・・・。

当時の関心事といえば、

民法の虚偽表示の類推適用の話より、

コテでいかに可愛く髪の毛を巻くかだったような・・・。



そんなのじゃ・・・受からないよね・・・?

いつ、目が覚めるの???

ギリギリまで勉強して、自宅の玄関で寝落ちして、翌朝お風呂に入らず、そのまま学校に行ったって話は、

ウソだったの???




その話は本当です。それも複数回やりました。

雑誌のCancamのスタイルのまま、

合格できればカッコよかったのですが・・・無理でした・・・


私の目が覚めるのは、

新司法試験の問題を目にした時 → 全然意味不明だった。

旧司法試験を経験した猛者たちを目にした時 → 人生の賭け方が違った。


上記のタイミングでございます。

目が覚めた後の方が、当然よく勉強しましたが、

その原動力は「不安」であり、「意地」でもありました

あと・・・、

「夢」がありました。

弁護士になりたい

弁護士の仕事なんてよくわからないけど、でも、それをやりたい

あとは・・・実は、実務講師として法科大学院に戻りたいとも思っていました。




あおい先生は勉強好きなタイプではないから、

精神的に追い込まないと 勉強しないもんね~~~・・・。

でも、精神的に追い込みすぎると、メンタル崩壊するしね~~~・・・。

バランスだよね。バランス。




ええ。

「司法試験に受かる人って何なんだろう」

「自分と何が違うんだろう」

司法試験合格者(実務家の先生等)を見ると、ズンっとお腹が重くなることもありました。

私は社会人経験もなくて、

司法試験しかやることがない状態でしたから(そう思って自分を追い込んだので)、

受からないと、人生の先が照らされない道に立っていたので。



私が書きたいのは、

そんな私でも、司法試験には受かることができたということです。

頭が抜群に良いわけではありませんし、

(正確に書けば法律との相性が抜群にいいというわけではないという意味です)

勉強好きでもないですし、

メンタルだって弱くはないでしょうが、強いということもありません。

それでも、

弁護士になって大学院に戻ってこられました。


今年の司法試験が、来週から始まります

緊張したり、怖かったり、不安だったり、そんな感情を抱く方も多いと思いますが、

大丈夫

問題用紙をめくれば、いつもの法律の問題が待っています

難しい問題は、きっとみんな分からないから、落ち着いて丁寧に

得意な分野だったら、慎重に好きなことを書くのではなく、問題に誠実に答えるように

頑張ってきてください



弁護士  生井澤 葵(なまいざわ あおい)

◆プロフィール◆

埼玉弁護士会所属

埼玉県熊谷市の弁護士 中央大学法科大学院兼任教員

JADP認定夫婦カウンセラー資格取得 埼玉弁護士会司法修習委員会セクハラ相談窓口

離婚問題、不貞問題についての相談を多くいただいております。

詳細なプロフィールはこばと法律事務所 弁護士生井澤葵 HP