弁護女子。~越谷の女性弁護士の日々~

越谷市の弁護士(離婚・親権・面会交流・養育費・財産分与・不貞問題等を主に扱っております)の生井澤葵の日々を綴ります。

話が伝わらない原因。

2021-07-13 | 弁護士のお仕事(V版)。

夫婦間で「話が伝わらない」という問題を、

よく伺います

 

私が分析するに、

夫婦の間で、

話が伝わらない原因は2種類

「少なくとも2種類」見つけました。

 

夫婦・・・だから、

結婚した頃は、

ばっちり話が伝わってた時期がありそうだよね・・・。

 

その1

言っていることに真っすぐ答えない。

無視する。

言いたいことだけを言う。

これは、

コミュニケーションの方法の問題です

あくまで方法の問題なので、

その気があれば、改善が可能かと思います

 

ただ、パートナーを対等に見てないと、

なかなか改善がされないのかもしれません

 

ここからは余談なのですが、

弁護士の仕事のテクニック?に「認否」というものがあります。

相手(つまり敵側)の言っていることに、

細かく、「認める」「否認する」「知らない」「争う」と、

コメントをするテクニックです

 

このテクニックが染みついているので、

弁護士複数名でLINEをしていて、

話題が複数に膨らんでしまった時、

各話題ごとに、

各弁護士がコメントする(認否する)・・・という、

誠実で面白い事態になることがあります

 

これ、きっちりやると、

話、伝わるわけなのです

 

その2

「前提」「常識」「普通」の、

すり合わせができていないのに、

パートナーに押し付けてしまう。

これは、

多くの方が気付いていないことが多いです

 

「こうすることが普通でしょ

 

この言葉は、どんどん、パートナーとの、

かみ合わせを悪くしていってしまいます

 

家庭・・・こそ、

世間と比べれば、

最も自由と個性と好みが出て来る場所で、

世間の「前提」「常識」「普通」と、

遠ざかる場所なのではないでしょうか・・・  

 

例えばですが、

私は外のレストランでは、

パスタをフォークで食べますが、

家では、

パスタは、お箸で食べたいんです  

 

私が、家庭内のみで行う奇行は山ほどあり、

上記のような生易しい話ではありません。

 

親子間であれば、

良くも悪くも、

親の「前提」「常識」「普通」の中で、

子どもは育ちますから、順応しやすいわけです

 

一方の夫婦間は、

この部分をきちんとすり合わせないと、

不協和音が出やすい関係です

そもそも、異なる環境(前提・常識・普通)の中で育ってきた、

いい大人たちなのですから

ちゃんと話をしたいと考えた場合、

「前提」「常識」「普通」は、

一旦、横に置いて、話す必要もあるかもしれません

 

 

◆◆菅沼法律事務所◆◆
弁護士 生井澤 葵(埼玉弁護士会所属)
埼玉県越谷市越ヶ谷1丁目11番35号
         吾山ビルⅡ 4階
電話:048-969-3801
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 スムーズです)

◆プロフィール◆
埼玉県越谷市の弁護士
中央大学法科大学院兼任教員
JADP認定夫婦カウンセラー 
埼玉弁護士会司法修習委員会セクハラ相談窓口
離婚問題、不貞問題についての相談を多くいただいております。
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 →弁護士生井澤葵 HP