別居を考えた時、
別居先として「戻れる実家」があることは、
とても幸運なことだと思います
環境や事情から、
実家に戻るという選択肢がない方も少なくありません
私は「戻れる実家」があるのであれば、
まずは、実家を頼ってみては?
と、アドバイスすることも多いです
ただし、
実家を頼る場合には、配慮も必要だと思います
兄弟姉妹がおられる方の場合には、
きちんと、
そちらにも相談をするようにご提案します
そもそも、
兄弟姉妹のどなたかが実家にお住まいの場合もありますし、
兄弟姉妹が実家を出ていても、
「本当は、実家に戻りたい」と思っている場合もあり得るからです。
あくまで1つの例ですが・・・。
女性がお子さんを連れて実家に戻ったところ、
実はその方のお姉さまも、
嫁ぎ先で苦労をしており、
「妹が実家に戻って、両親にサポートしてもらいながら、
幸せにやってるなら、
私も嫁ぎ先で我慢するのではなく、
私も子供連れて実家に戻りたい!
妹に許されて、私には許されないってことはないよね。」
となり、
一気に実家の人口が増えて、
人手も部屋もお金も足りなくなる・・・
・・・ということもあり得ます。
困っている時は助けるけど、
手放しでいつでも帰って来ていいよ!
いつまでもいてくれていいよ!
とまでは言えないよ・・・どこかで自立するんだよ・・・というスタンスのご両親もおられます。
ご両親や兄弟姉妹との関係を良好に維持するためにも、
「今は特別な状態だから、
生活を立て直すための1年間の間だけ、お世話になりたい」など、
期限を付けてお願いすることをお勧めすることもあります。
金銭的な援助をしてもらう場合も、
やはり他の兄弟姉妹の方とバランスが取れているか、
配慮をするように、アドバイスをさせていただきます
離婚問題を機に、
将来の遺産分割問題の火種を作ることは、
できれば避けたいことだからです
◆◆菅沼法律事務所◆◆
弁護士 生井澤 葵(埼玉弁護士会所属)
埼玉県越谷市越ヶ谷1丁目11番35号
吾山ビルⅡ 4階
電話:048-969-3801
(お電話の際には「ブログを見た」と言っていただけますと、
スムーズです)
◆プロフィール◆
埼玉県越谷市の弁護士
中央大学法科大学院兼任教員(「生活紛争と法」「法文書作成」「民事模擬裁判」担当)
JADP認定夫婦カウンセラー
離婚問題、不貞問題についての相談を多くいただいております。
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