話し合えば分かる というのは、
時に幻想だと思います
話し合いというもの全てを否定しているのではありません。
ただ、
話し合いというテーブルを、
上手く使うには、
一定の条件が必要だと申し上げたいのです
つまり、
上手くいかない話し合いも、そこそこあると申し上げたいです
価値のある 話し合い として定番なのが、
司法型ADRである、
あおい先生の大好きな手続き 家事調停 だよね
司法型ADR・・・いきなり、賢い感じの単語を出してきましたね・・・!!!
はい。
例えば離婚調停などでは、
調停委員という、裁判所が用意している「第三者」がいることが、
話し合いを上手く動かしてくださる要素の1つだと思います。
あとは、調停は「話し合わない」ように、構成されています。
申立人と相手方が同じ部屋に入って、面と向かって、同時に話す状況は取り除かれています。
調停がイケてるシステムってのは、
それでいいけどぉ~~~。
でも、
面と向かって、
相手と話し合ってないとなると、
調停って、
ちょっと「話し合い」感がないよね~~~。
ズレてるっていうか???
特に家族のことなんて、
第三者を入れないで、
面と向き合って2人で話したほうがいいんじゃない???
そこが、危険な部分です。
話し合いの幻想のスタート!!!
話し合いをすれば、互いに理解できる・・・。
本当にそうでしょうか?
私が耳にしてきた「話し合い」の何割かは、
一方が、自分の意見を述べて、
相手に「こうしてほしい・ああしてほしい」を要求する、
いわば、
話し合いの名目を持った依頼(時に命令)
のように感じられました。
相手をこちらの意見に屈服させるやり取りは、
もはや話し「合い」ではありません
一方に不満が残り、
結果、
「相手は話し合いができる人ではない」という一言に辿りついてしまうのではないでしょうか?
えええ~~~~~・・・・。
あおい先生手厳しいなぁ・・・。
うう~~~ん・・・。
厳しいことを言うつもりはないのですが・・・。
ただ、
「話し合い」というのは、
気軽に・簡単に成立するものではなく、
お互いが努力しないと成立しないとは申し上げたいです
ここを意識するだけでも、違ってくるのではないでしょうか???
◆◆菅沼法律事務所◆◆
弁護士 生井澤 葵(埼玉弁護士会所属)
埼玉県越谷市越ヶ谷1丁目11番35号
吾山ビルⅡ 4階
電話:048-969-3801
(お電話の際には「ブログを見た」と言っていただけますと、
スムーズです)
◆プロフィール◆
埼玉県越谷市の弁護士
中央大学法科大学院兼任教員(「生活紛争と法」「法文書作成」「民事模擬裁判」担当)
JADP認定夫婦カウンセラー
離婚問題、不貞問題についての相談を多くいただいております。
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