おらっちの炙り焼き ~膳~

世の中を 斬ろうと思って 返り討ち・・・そんな人生 笑ってちょうだい!

クリスマスの思ひ出

2004-12-15 23:34:08 | as I am
 わーいわーい、もうすぐクリスマスだぁ!!

 ってことで、デザインを「クリスマス仕様」に変えてやった!!これで「ウキウキ度」も倍増間違いなし!!

 子供のころは、クリスマス楽しみだったなぁ・・・(懐)。
 うちは貧乏だったけど、クリスマスのときは親父がケーキを買ってきてくれて、お袋も、それなりに手の込んだもの作ってくれて。プレゼントも「ゲームウォッチ」だとか、「ファミコンソフト」だとか、その時だけは買ってくれてね。

 今、こうしていいオッサンになったから思うんだけど、クリスマスって・・・

 ボーナス直後!!!

 だから奮発できたんだ・・・(悲)

 親父よ、お袋よ!!あなたたちの気持ち、よーーく分かります!!
 迷惑かけてすまなかった!!
 もう、ファミコンソフトは自分で買います!!

 でも、「本体」買って!


 いつごろからだろう?
 クリスマスシーズンになるとエッチなことしか考えなくなったのは・・・!?おっ、


 変態復活の兆し!


 高校生のころからかなあ?おおっぴろげにはしていなかったけど、高校生のときには彼女がいて、でも、いまの子みたいに進んでなくて・・・

 (*´∀`)ノ 清~い交際!

 デートしても、手をつなぐことさえ照れてた・・・カワイイおらっち。

 でも、交際自体が清くても、考えていることは一緒。

 (*´∀`)ノ 求ム、不純異性交遊!!


 本当に馬鹿でしたね。あの手この手、いろいろ考えましたよ。

 クリスマスイブ、ちょうど学校はこの日辺りから冬休みに入る。
 彼女をデートに誘う。

 そこまではクリア!

 隣の街(田舎だから、1時間に一本あるかないかの電車を一駅間15分以上揺られてやっと辿り着けるような街)のデパートなのかでかいスーパーなのかよく分からないけど、とにかく買い物ができるのはそこしかないので、そこにGO!
 なけなしのお金で、おそろいの手袋を買って、プレゼント・・・。

 そこもクリア!

 満面の笑顔で喜ぶ彼女!

 そうそう、その調子!

 続いて映画を見に行く。
 今はどうなのか知らないが、田舎の映画館は都会より半年ほど遅れた映画をやる。
 こんな順番で1本のフィルムを持ち回りしているのかとさえ思う。

 都市部→都市近郊→都市近郊周辺→片田舎→田舎→過疎地→僻地

 うわぁ、俺んち、一番最後!!

 どうりで遅いわけだ。ひどかったのは、真夏に見た

 「私をスキーに連れてって」

 Tシャツ姿で見る映画ではない・・・。

 そんなことはどうでもいい。彼女とおそろいの手袋をはめて、映画館へ。また、遠いんだこれが・・・。
 田舎だから、車で移動することを前提に建てられているから、徒歩ではかなりの距離。
 でも、みずきくんのコミカル・ラディカル・トークで、何とか間を持たせる。

 いい感じだ。

 が、そんなおらっちの期待をどん底に突き落としたのが、映画館の上映中作品だった。


 <ただいま上映中!!>

 『その男、凶暴につき』

 同時上映

 『ドラえもん』

 なめとんのか!!

 何でクリスマスイブの午後に、「北野武初監督作品」を見なきゃならんのだ!
 何でクリスマスイブの午後に、「藤子F不二雄作品」を見なきゃならんのだ!

 しかも、彼女と・・・。

 それに、「その男、凶暴につき」と「ドラえもん」って、

 異種格闘技状態じゃん!!!

 まあ、事前に調べてきてなかったおらっちも悪いんだけど、なんか、その時期ぐらいいい映画をやっていてほしかった(『その男、・・・』も『ドラえもん』もいい映画なんだけどね・・・)。

 結局、トボトボと駅前に戻り、喫茶店に入って2時間ほど話をして、デート終了・・・。


 僕の当初の予定は、

 映画、「ボディーガード」もしくは「ゴースト」みたいなのを見ながら、真っ暗な映画館内で軽くいちゃいちゃ。
 その後、「寒いよ~」という彼女と川辺をダッシュ(なんでやねん)!
 白い息が「ハァハァハァ・・・」
 おらっちの鼓動も「ハァハァハァ・・・」
 あせる気持ちを落ち着けて、夕食。「豪華ディナー」とはいかないが、二人で初めての外食。
 食事を終えて外に出ると、外は雪・・・。
 
 おらっち:「楽しかった?」

 彼女:「(寂しそうな瞳で)うん・・・」

 おらっち:「・・・どうしたの?つまらなかったの?」

 彼女:「(首を左右にブルンブルン振って)ううん・・・楽しかったよ・・・でも、もう行かなきゃ・・・」

 おらっち:「行くって、どこへ?」

 彼女:「・・・バイト入れてたんだ・・・ごめんなさい・・・」

 しばらくの間があって、

 おらっち:「・・・・・・・・行くな!今日は一緒にいよう!」

 彼女:「えっ・・・・」

 しばらくの沈黙・・・・

 おらっち:「ずっと一緒にいたいんだ!○○(あなたも彼女の名前を入れて呼んでね)と一緒に、ずっといたいんだよぉ!!」

 雪が激しくなる・・・

 彼女:「・・・(無言でうなずく)・・・」

 二人は雪の中、駅の裏側にある、およそ高校生には縁のないネオン街へ消えていくのであった・・・


 って、


 おらっち、馬鹿です!!


 あの頃は、安っぽいドラマばっかり見てたから、こんなこと考えてたんだろうなあ。

 結局彼女はケーキ屋のバイトへ。
 ちなみに、おらっちはその夜、その店にケーキを買いに行きましたが、長蛇の列ができていて、彼女とゆっくりしゃべることさえできず、むしろ彼女は、
 「ったく、こんな忙しい時間に来んなよ・・・チッ」
 とでも言いたげな視線を僕に投げかけ、イブは終了。
 ケーキと侘しさだけが残るクリスマスとなってしまった・・・。

 キリスト万歳!!

 今年はどんなクリスマスになることやら・・・。

 おらっち、イブはボランティアで歌を歌うのだ!

 皆さんもいいクリスマスを過ごしてね!それじゃあ!